ペドロッティのハイドン
巷の三連休をよそに土曜日は仕事。夕べよく眠れず集中力を欠き、懸案事項数件を仕上げて早めにに切り上げ帰宅。
今家の近くで、国道414号線のバイパス建設というトンネル掘削を含む大規模な工事が始まっている。八場ダムほどではないが、計画から着工まで20年という気の長いもの。
もともと国道414の渋滞解消策として始まったものだが、今年東駿河湾環状道路の一部が開通したことにより、関東方面からの車の多くはそちらに流れて交通量は減少し、存在意義は薄れてきた。http://www.cbr.mlit.go.jp/numazu/road/izu_jukan/suruga/index.html
このバイパスのためにわが町内はまっぷたつに分断される。完成の暁には周囲の様相は一変するだろう。
帰宅後聴いたのは、レスピーギの弟子だったイタリアの指揮者ペドロッティ指揮のハイドンの交響曲1,13,28番の3曲の初期の交響曲。
オケはペドロッティの組織したハイドン管弦楽団によるターナバウトのLP。
師匠のレスピーギのローマ三部作やラヴェルでは、ロマンティックで濃厚な演奏を聴かせたペドロッティ。
この演奏はおおらかな歌心あふれる中で、アンサンブルを堅実にまとめた硬くてカチリとしたハイドンだった。ハイドンは、古典的なフォルムのしっかりとしたこのような演奏が好ましいと思う。
Youtube はマリス・ヤンソンス指揮のハイドンの交響曲第104番
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