南極の氷
晴れ夕方から雨。本日お休み。
午後から、南極観測隊の越冬隊長を3回務めた国立極地研究所星合孝男名誉教授の講演を聞き行く。
実は星合先生の話を聞くのは2回目で、1回目は40年以上も前の小学校2年生の時。
たまたま当時の自分のクラス担任が星合先生のご母堂で、その縁で学校が招いた講演会だった。
講演の内容は覚えていようもないが、そのとき先生が持参された真っ白な南極の氷の印象は強烈だった。 実は今回の講演には、そんな縁もあり自分も深く関わっていたのだが、
今回も会場受付には南極の氷を置くことが出来、妙に懐かしかった。
細かな気泡が入った真っ白な氷。
オンザロックにしたら面白いだろうな、などと考えていたら、南極の氷は海水が何層にも氷結したもので、層と層との間にはバクテリアが住み着いているという話を星合先生から聞き、純粋なようでいていろいろ混じり物があるらしいということが判明。
氷の表面に触れ、手についた水を舐めるとちょっぴり薄い塩味がした。 というわけで、今日はヴォーン・ウィリアムスの南極交響曲。
サー・エードリアン・ボールト指揮ロンドンフィルの演奏。 手持ちは東芝EMIのセラフィムエクセレントシリーズの国内盤LP。
南極点到達競争にアムンゼンに敗れ、帰途に悲劇的な最期を遂げたロバート・スコットを題材とした映画音楽を交響曲として再構成したもの。
交響曲とはいえ、ウィンドマシーンや女声合唱、オルガンも加わるR.シュトラウスのアルプス交響曲にも似た壮大な音の叙事詩だ。
Youtube はヴァンゲリス作曲、映画「南極物語」のテーマ
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