50年代のカラヤン
曇り時々雨。ここ数日パソコンの具合がおかしい。突然電源が落ちてしまうかと思えば、立ち上がりにフリーズしてしまう。
最初は一日に一度ぐらいだったのが次第に回数が増えてきた。5年選手のXPマシンだが、そろそろ買い変え時か。 今日はカラヤンの最初のベートーヴェン交響曲全集から数曲、第1、3,4番の3曲。
カラヤンがベルリンフィルの終身音楽監督となる直前、1951年から55年までにフィルハーモニア管を振って録音した全集。
弦楽器の刻みの最初の音にアクセントを付けながら上り詰めていく1番の終楽章後半、ロマンティックにして雄渾に盛り上がる「エロイカ」第二楽章中間部など、後のベルリンフィルとの全集からは聴けなくなったしなやかで颯爽としたベートーヴェンが聴ける。
ただ第4番はいろいろと小細工が裏目に出た様子。カラヤン独特のレガートが不自然な所で現れ、時として音楽の流れに停滞感が感じられる。 もう一枚は、カラヤンがウィーンフィルを振ったウィンナワルツのライヴ。
ソプラノのヒルデ・ギューデンを迎え、歌劇「こうもり」序曲ほかに皇帝円舞曲、ピチカートポルカなど、1958年ブリュッセルでの記録。伊モヴメント・ムジカのモノラルLP。こちらも美しい。
Youtube はクライバーの「ばらの騎士」
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コメント
パソコン寿命って、いずれ5年位なんでしょうか。ウチのも堅牢を誇って安定していたが、マザーボードがある日突然逝去、油断をしていてエラい目に遭いました。データ避難を検討されることをおすすめします。
グラフィックボードとかメモリとか、まだまだ使うつもりで増設したが、全部ムダになりました・・・(遠い目)
でも、新品って、ほんまに安いでっせ。逆に泣けるくらい。
カラヤンのBEEやんは1960年代のベルリン・フィルのが一番意気軒昂、充実していたのでは、と感じます。フィルハーモニア管のは音質もちょっと厳しいと思いますが。
投稿: 林 侘助。 | 2009年11月 3日 (火) 17時50分
自分のパソコンは、昨年電源部が突然イカレまして、そのときに新品が買えるほどの修理代の見積りが出ました。
大いに迷ったのですが、結局データの退避を全くおこなっていなかったので修理の道を選びました。
今回はいよいよ心臓部が怪しいので、重要なデータだけなんとか避難させておきました。
カラヤンのベートーヴェン。全9曲の総合点では60年代の全集が力強いですが、曲によっては、フィルハーモニア管の演奏が気に入っています。
「田園」はフィルハーモニア管との演奏が一番良いのではと思っています。
音はモノラルですが、このレベルなら私には許容範囲です。
投稿: 山本晴望 | 2009年11月 3日 (火) 22時37分