アラウのベートーヴェン、変奏曲集
今日はカレンダーとおりのお休み。少し寒さは緩んだ気配。群発地震も収まった。
早めに年越しの準備を始めようと、正月飾りの手配やらちょっと早めの大掃除の準備。
先月おかしかったパソコンは、万全ではないがこのところ調子が良い。買い換えるつもりだったが、年賀状の印刷までは現用機でなんとかなりそうだ。
まだ年内の仕事は残っているものの、気分は早正月気分。
だが、こんな時に限ってトラブルの素は潜んでいるものだ。あと数日、何も起こらなければよいのだが。 今日はクラウディオ・アラウの弾くベートーヴェンの変奏曲集を聴いた。
フィリップスの国内盤LPで、「エロイカ変奏曲」「32の変奏曲」「自作主題による6つの変奏曲」の3曲。
ベートーヴェンは生涯にわたって、様々な楽器のために変奏曲を書いている。その足跡を辿ると変奏曲を書きながら作曲の技量を磨いていったようにも思える。
自分が実演で聴いたピアニストの中で、最も感銘を受けたのがクラウディオ・アラウだった。
録音で聴くアラウはその実力の10分の1も捉えていないが、しっかりとした構成力と太く艶やかな音の強靭なベートーヴェン演奏がここでも聴ける。
実演ではこれにフワリとした柔らかさが加わっていた。
そして暮は「第九」の季節。 沼響のHPの聴き比べコラム新「第九を聴く」に、日本初の商業用録音である、橋本國彦指揮東京交響楽団(現東京フィル)の1943年録音の感想をアップしました。
戦中の日本語歌詞による演奏。
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Youtube はベートーヴェンの「ユダ・マカベウスの主題による変奏曲」
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