チェリビダッケのハイドン、「太鼓連打」
本日の最高気温10℃、どんよりとした曇の一日。
昨晩はいつもの5人で、今年最後の「ボエームの会」でした。
一次会の割烹「はちまき」での今回のメインの食材は寒鱈。
その日の3時に山形から届いたばかりの寒鱈を使った庄内料理「どんがら汁」。http:// 濃厚な赤味噌仕立ての汁の中にぶつ切りの寒鱈と白子、肝臓などが入った豪快な料理だ。
新鮮な肝臓はさながらフォアグラの如く。
最初のお酒は山形がらみで山形「秘めごと」。フルーティにしてコクのある純米吟醸酒。
続いて自分が持参した広島の「竹鶴」純米。
ニッカウィスキーの祖、竹鶴政孝の生家の本家として知られる竹鶴酒造の手抜きの無い純米酒。
すっきりとした飲み口でスルスルといける。食中酒としては最適だが、これは飲みすぎに注意が必要だ。 そして上等なお米を山形青菜で巻いたおにぎりで〆。http://
これも繊細で絶妙な塩加減が絶品でした。
そして二次会は、「ボエーム」のミミ的存在の和美ちゃんが待つプライベートバーへ・・・
華やかな中に落ち着いた雰囲気の中で、日常のたあいのない会話に盛り上がる。帰宅は明日の仕事も考えその日のうちにお開き。
このところ酒席続きでヤバイなぁ。音楽ブログからだんだんとかけ離れてきてしまいました。今年はまだ3つ残っています。
自分の肝臓もフォアグラ状態。ちょっと節制しないと。 今日は、チェリビダッケのハイドン。
ミュンヘンフィルとの1992年のライヴでEMIのセット物から、交響曲第103番「太鼓連打」と104番「ロンドン」。
曲としては「ロンドン」の方が好みだが、演奏は「太鼓連打」が圧倒的に良い。
ロマンティックな中に軽やかさにも不足していない名演。ピリオド楽器の演奏とは対極にあるスタイルだが、最初の神秘的なティンパニのトレモロからして尋常でない雰囲気が漂う。
ハイドンの曲をこれほど深い領域で表現している演奏は、他に聴いたことがない。
Youtube は、アルゲリッチの弾くブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」
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