500人のオケ、武道館ライヴ
本日休日。晴れ、朝から風強し相変わらず群発地震は続く。
大地震の予兆か、午後に齢17歳の我が家の老犬ポチが鎖を外し突然逃げ出した。
今年の夏には、今にもご臨終寸前の衰弱ぶりだったのだが、秋口から急に元気になり最近は食欲旺盛で絶好調。隣家の柴犬に挑みかかるなど、しばし近所を騒がせようやく取り押さえる。 暮は「第九」の季節ということで、今日は1981年6月に武道館でおこなわれた500人のオーケストラと1300人を超える合唱団によるコンサートライヴを聴く。
音楽センターから出ていたLPで、指揮は渡邊暁雄で交響詩「フィンランディア」とチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」そしてベートーヴェンの「第九」第四楽章。
他に佐藤功太郎の指揮で「カヴェレリア・ルスティカーナ」間奏曲と、佐藤真の「大地讃頌」というもの。
日本フィルの再建を願ったコンサートで、プロのオーケストラ奏者約500人とアマチュア合唱団1300人が参加。聴衆は一万人を超えている。
さすがに500人ともなるとすごい音だ。
昨年と今年に静岡のグランシップでアマチュア奏者300人のオケのコンサートを聴いて、超巨大編成のオケの面白さは体験しているが、この時の武道館での音の密度のすごさも想像できる。管楽器があたかもオルガンのように響くのも独特だ。
シベリウスを得意とする渡邊さんの「フィンランディア」の壮大さは比類のないもの。「大地讃頌」も感動的だ。
同じ年の12月から、今も続く「一万人の第九」が始まっている。
http://
このコンサートがヒントとなって実現したのではなかろうか。
この第九については、沼響のHPのコラム「新第九を聴く」で詳しく紹介します。
沼響のHPの聴き比べコラム「シベ2を聴く」に、セル指揮コンセルトヘボウ管のライヴの感想をアップしました。http://
Youtube はヨーヨーマの弾く「アンダンテ・カンタービレ」
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