渡邊暁雄の「英雄の生涯」
本日お休み。朝早く、新型インフルエンザの予防接種のために下の娘をかつてお世話になった小児科へ連れて行く。
一昨日かかりつけの内科医に予防接種の申し込みをしたところ、中学生は小児科で受けてくださいとの話があり、久しぶりに小児科へ行くことになった。
病院に着くと、予防接種を受ける幼児が10人近く集まりたいそうな賑わい。中学生は娘一人のみ。
幼い子らを見ていると、ウチの娘もこんな時があったっけなどと感慨にふけっているうちに順番が来た。
ここの院長は幼いころから高校まで同級だったりするので、診察室へノコノコと娘に付いていく。 このところ、日本フィル創立50周年記念アルバム「渡邉曉雄と日本フィル」CD全集をコツコツと聴いている。
CD26枚組全62曲という大きなセットで、1956年から1987年までのほぼ50年間の日本フィルの公演記録。
古い演奏の中には、今の日本フィルの水準と単純に比較するには多少の無理があるものもあるが、一人の名指揮者が長い間にわたってひとつのオケを育てていったオケの成長記録として貴重なもの。
ベートヴェンの交響曲第4番のティンパニや「運命」のフィナーレのピッコロの扱いなど、非常に個性的な解釈も聴かれて興味深い。
今まで聴いた中では、1964年の「英雄の生涯」に最も大きな感銘を受けた。ロマンティックにして雄大、名コンマス、ルイ・グレラー氏のヴァイオリンソロも見事なもの。
この時代の日本フィルを代表する名演奏だと思う。
Youtube は大指揮者マルケヴィッチ指揮日本フィルによるブラームス、交響曲第4番。1968年の記録
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