アバドとグリモーのラフマニノフ
昨日は大ホールでオケの練習。指揮はトレーナーの高橋先生によるチャイコフスキーの交響曲第5番。
オケはほぼ全員そろったフル編成だが、どうしても皆の音は高橋先生の棒から大きく遅れがち。響きが時間差を持って聞こえ、しかもピッチも揃わず吹いていて気持ちが悪い。
とはいえ自分の音も人には言えない出来だ。
この曲は沼響としては2度目だがかつて演奏した人は5指に足らず、当時を知る自分も見事に音の記憶が頭から消えている。
今日は朝から来客、会議、外部業者さんとの対応に追われ一日の終わるのが実に早い。気が付いたら夜の8時を回っている。
今日行く予定だった長岡京室内アンサンブルのコンサートチケットをまた流してしまった。これだったら職場の女の子に譲っておくんだった。
帰宅後聴いたのは、2008年ルツェルン音楽祭の「ロシアンナイト」からラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。ピアノはフランスの女流グリモーに、アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団。2009年レコードアカデミー賞特別部門受賞盤
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しっとりとしたグリモーのピアノは、豪快にバリバリと弾き抜けるロシアのタイプの演奏とは対照的。さりとて力強さと躍動感にも不足しない素晴らしい演奏だ。名人揃いのルツェルンのオケの伴奏も見事。
コンサート会場にはポリーニとブーレーズの姿も見える。
Youtube はグリモーの弾く、ペルトの「クレド」。
バッハの平均律をベースにした感動的な作品
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