ブランフォード・マルサリス「クラシカル・ロマンス」
今日はマルサリス一家の長男、ブランフォード・マルサリスのソプラノサックス。 20代前半からアート・ブレーキー&ジャズ・メッセンジャーズに参加していたブランフォード・マルサリスのクラシックのアレンジものばかりを集めたアルバム。
全てソプラノ・サックスとオーケストラのための作品で、アレンジは、多くの映画音楽で知られるフランスの作曲家ミッシェル・コロンビエ。
伴奏はアンドリュー・リットン指揮のイギリス室内管というもの。
曲は、ドビュッシーの「喜びの島」で始まり、ラヴェル、サティ、フォーレなどのフランスものが中心。他にストラヴィスキーの「プルチネルラ」「パストラーレ」など、いわゆるおなじみの名曲ではなく、ソプラノ・サックスの特性を生かしたフランス系のちょっと凝った選曲が嬉しい。
マルサリスのサックスは正統派のクラシカルな演奏で、透明な音色と着実な技巧で聴かせるもの。コロンビエのアレンジも非常に美しい。
そしてコロンビエの作品でもう一曲。 金管五重奏とオルガンのための「六重奏曲」。演奏はトランペットのピエール・ティボー、ホルンのバルバトゥーなど、フランスの超一流奏者によるアルス・ノヴァ金管五重奏団とオルガンのクサヴィエ・ダラッセによるもの。こちらはエラートのLP。
シリアスな中にもポップなティスト漂うクラシカル作品。
Youtube はコロンビエの名作「Wings」
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