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2010年1月 8日 (金)

小沢征爾、若き日のモーツァルト

昨日はオケの初練習。仕事を早めに片付け、沼津市民文化センターに到着すると、チャイコフスキーの音が廊下に響いている。

「まずい、また遅刻だ」と思いながら文化センター地下の狭いリハーサル室の扉を開けると、いつもと反対向きの部屋の入り口横に指揮台を置いた練習。
自然と団員皆の視線を正面からまともに浴び、思わず息を詰め扉を閉める。

「しまった、今日はトレーナーの高橋先生の初登場の日だった。」
再び扉を開け、ホルンの位置を目で探し、曲の切れ目を見計らいながらソロリソロリと皆の間をすり抜け配置に付く。

高橋先生の練習は曲を一通り通し、今の仕上がり具合を探りながら要所要所を返していくもの。
曲は未だ彫刻の石を山から切り出した状態。トルソーすらにもなっていない。チィコフスキーへの道は未だ通し。

小沢征爾に癌治療のためしばらく休業するというニュースがかなり大きく流れていた。

岩城宏之は既に亡く、ドレスデン国立歌劇場総監督やケルン放送響の常任指揮者を歴任した若杉弘も昨年逝ってしまった。

ここでゆっくり休養して再び元気な姿を見せて欲しいものだ。

P1010012 今日は、音楽部屋の壁に飾ってある20年近く前に沼津に来た時に書いていただいた小沢征爾のサインを眺めながら小沢征爾30代のモーツァルトを聴く。

曲は交響曲第28番でニューフィルハーモニア管を振ったRCAへの録音。カップリングは「ハフナー」。

モーツァルトを取り上げるのに慎重だった小沢征爾の若き日のモーツァルト。「ハフナー」では重さと硬さが気になるが、28番では爽やかで明快、颯爽とした演奏が聴ける。


Youtube は、1963年、アメリカで指揮活動を始めた頃にTV番組に出演した小沢征爾。指揮者としてはほとんど無名だった。

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