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2010年2月14日 (日)

シエナ・ウインドオーケストラ in 沼津

ブラスの祭典NUMAZU音楽祭と銘打ったこの催し物も第3回となった。
昨年は客の入りが悪く今年の開催を危ぶんでいたのだが、今日はほぼ満席近い入りで安心。

行政主体のこの種ものは、担当が変わったり予算の削減で簡単に立ち消えがちになりがちなのでなおさらだ。定期的に来ていた東京フィル公演や、地元演奏家による「第九」もいつのまにか立ち消えになって久しい。

0028 安いチケット代で幅広い客層が楽しめる市民参加型のこの演奏会は、是非長く続けて欲しいもの。

本日の曲目は、
第一部がA.リードの「音楽祭のプレリュード」「春の猟犬」に
三善晃「深層の祭り」、スミスの「フェスティバル・バリエーションズ」

第二部は、バレンタインデーにちなんだポップス数曲に、「プロコフィエフの「モンタギュー家とキャピレット家」、バーンスタインの「ウエストサイドストーリー・メドレー」 。
最後に地元の高校生、社会人のバンダが加わった大序曲「1812年」で締めくくるというもの。

指揮は岩村力。

シエナの演奏会に先立ち、地元の中高校生選抜の演奏もあったのだが、そちらは都合で聴けなかった。

最初の「音楽祭のプレリュード」は、70年代を吹奏楽にどっぷり漬かった中年ブラバン親父としては、冷静に聴くことができない名曲中の名曲。ただただ放心状態で拝聴しておりました。

演奏会自体としては今まで聴いたの3回の中では最も充実していた。

曲全体の構成、第二部の岩村さんのトークも良かった。バレンタインデーということで客席ヘのチョコのサービスで、ぐっと舞台と客席の距離が縮まりました。

スミスでの集中力は凄かったですね。ホルンも大健闘。曲の密度、芸術性の高さでは「深層の祭り」がやはり群を抜く。

アンコールはチャイコフスキーの劇付随音楽「雪姫」から「道化師の踊り」。

そして最後は恒例の聴衆も交えての「星条旗よ永遠なれ」。ホルン持参の娘は今年も嬉々として参加。

帰宅後は家族そろってイタリアンレストラン ダダで夕食。
http://www.1cho-me.jp/page_html/dada/index.html

ちょっと贅沢な休日。

Youtube はシモンボリーバルユースオケの「マンボ」

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