ホーレンシュタインのブルックナー
再び冷えてきた。朝から冷たい雨、風も強い。娘の風邪は快方に向かう。
今週は今年度最後の大きな仕事の山場。今日は外部委員の審査の前哨戦。
どうもある特定の委員から敵対視されているような気配。準備に怠りがなかったので軽く切り返したものの、ますます相手は感情的になっているようで困った。
最大のクライマックスは明後日の模様。こちらは相手に媚びるつもりはないので丁々発止の緊迫したものになりそうだ。
久しぶりにブルックナーが聴きたくなった。棚から取り出したのはウクライナ生まれの指揮者ヤッシャ・ホーレンシュタイン。
非常な実力者でありながら一定のポストにつかず、指揮棒一本で世界の一流オケを渡り歩いた孤高の名指揮者。
ホーレンシュタインのマーラーやブルックナーはひところ数多くのライヴ録音が出回っていた。それだけ多くの人に好まれたということだろう。
今日はそのような中から1970年、BBC響とのライヴでブルックナーの交響曲第9番。Music&Artsから10年ほど前に出ていたCD.
曲をむんずと鷲掴みにしてテンポを大きく動かした壮大なブルックナー。
オケの状態は万全とは言えないが、ホーレンシュタインの棒に良く応え、厚くウォームな響きでやる気十分の演奏を聴かせてくれる。
ホーレンシュタインの演奏はブルックナーに限らず、音の響きに無駄がない。
Youtube はカラヤン&ウィーンフィルのブルックナー、交響曲第9番
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