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2010年3月27日 (土)

エリック・エリクソンの「ヨーロッパ合唱音楽の歴史」

今日は休みだが、朝から予測のつかぬ出来事の連続に長い一日となった。
下の娘は5時起きで、4月から同じ高校に入る友達と東京ディズニーランドへ出かけて行った。外は天気予報がハズレまたもや雨。

そのとばっちりで早く起こされ、そのまま朝食を採らずに月一回通っているかかりつけの内科医院で定期検査。10時から一昨日急逝したお世話になった職場OBの告別式があるので、礼服着用のまま朝一番で診てもらう。(さすがに黒ネクタイは外しておいた)
気になっていたコレステロール、尿酸値は正常値に落ち着いてきて、いつも辛辣な言葉で叱責されるセンセイからの珍しく「よくなりましたね」との言葉ですっかり良い気分。

だが、告別式まで多少時間があるので職場にちょいと立ち寄ると、驚天動地の大爆弾が待っていた。
出勤していた係長が青い顔をしてやってきた。新年度人事の件で驚愕の事実が発覚。休日だが本部人事担当者その他関係者に連絡。
とにかく対応は月曜日以降ということになったが、これは困ったことになった。苦心して作成し既に発表した内部の人員配置と仕事配分がやり直しとなりそうだ。

帰宅後、午後からフラフラと夢遊病者のごとく市内のあちらこちらを彷徨い、夜は上の娘の最後のピアノレッスンのために函南へ行く。

P1010065 終わるまでの時間つぶしに立ち寄ったブックオフで、合唱の神様エリック・エリクソンの名盤「ヨーロッパ合唱音楽の歴史」CD6枚組を発見!。

中古で6千円は、今のCDの新品相場でも安いとは言えないし、この大部分は外盤LPで所有済みだが、朝の事件で冷静な判断力を欠いている状態の脳は何の抵抗感もなくブツをレジに持って行く。

家に帰り早速ドビュッシーの「シャルル・ドルレアンの3つの歌」から聴いてみる。
演奏のあまりの素晴らしさに朝の事件で落ち込み、しぼみつつあった脳細胞はたちまち活性化していく。

P1010064 音はLPに比べかなり固めだが、深く落ち着いたアカペラの響きとピッチが恐ろしいほど完璧に合った時の音。これは実に見事なもの。
実演を聴いた時の衝撃がまざまざと記憶に蘇ってきた。

今日はいろいろあったがようやく落ち着きを取り戻した気分。

が、今日発覚した事件の対応予定の来週の月曜日は娘の引越しのため休んで東京に行くことになっていたのを思い出した。

・・・どうしよう。

Youtubeはドビュッシーのビリティスの歌

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コメント

山本さんこんにちは!
人事が大変なようですね。
一休さんが亡くなった時に残した言葉を思い出しました。「なるようになる心配するな」と、でも心配ですよね。
26日海瀬京子さんの帰国コンサート行ってきました。一番前の席、それもグランドピアノからわずかしか離れてない席でワクワクしていると、京子さん登場、赤いロングドレスと肌の白さに今度はドキドキ(京子さんごめんなさい、おやじギャグです)。1曲目はバッハのジャコンヌ。2曲目はベートーベンのソナタ23番「熱情」、コーダの時は鳥肌が立ちました。
私にもこんな時代があった?いや、熱情は年齢ではない、これからだと!15分の休憩の後3曲目はショパンのソナタ2番、第三楽章の葬送行進曲が心に染みわたり暫し放心状態に。4曲目はプロコフィエフのソナタ7番。圧倒する最終楽章に完全にノックアウト!され、帰りに京子さんにエールを送り、ボエーム会の一人である京子さんのお父さまと奥さまにご挨拶し、その後は勿論、菰池の割烹「はちまき」で感動の余韻に浸りながら美味しいお酒を…でした。まずは、ご報告まで。(一藤木秀光)

投稿: 一藤木 秀光 | 2010年3月28日 (日) 14時12分

一藤木さん、海瀬京子さんのコンサートの感想ありがとうございました。

行きたかったなぁ。京子ちゃんもベルリン留学でますますグレードアップしたようですね。

重量級のプログラムで、弾き手に相当の体力と気力が必要な内容ですが、さぞ聴き応えがあったでしょうね。

私は聴けませんでしたが、家内と娘二人が聴きに行き、満足して帰ってきました。

投稿: 山本晴望 | 2010年3月28日 (日) 21時21分

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