ヘンデル、「陽気な人、ふさぎの人、中庸な人」
どうも先週あたりから腰が痛い。かつてぎっくり腰にしばし苦しんだもののここ二年くらいは何ともなかったのだが・・・・
今日の午後の会議では後半がかなり辛いものとなってしまった。
こりゃ完全に運動不足だな。 帰宅後聴いたのは、ヘンデルのオラトリオ「陽気な人、ふさぎの人、中庸な人」
不思議なタイトルだが、ミルトンの詩、「陽気な人、ふさぎの人」に基づいた曲に、強引に「中庸な人」を加えたものらしい。
要するに、ネアカな人(男声)とネクラな人(女声)のアリアによる歌合戦といった趣で、オラトリオと言っても、ほぼ同時期に書かれた「エジプトのイスラエル人」や「メサイア」の合唱中心の壮大さはほとんど感じられない。
これら2曲に比べると全く地味な曲だが、さすがにヘンデルの円熟期の作品なだけに一曲一曲の完成度は高い。
演奏はウイルコックス指揮のフィロムジカ・オブ・ロンドンによる英オワゾリールの外盤LP.で音は非常に良い。
チェンバロはガーディナーやホグウッドの師、音楽学者のサーストン・ダートが弾いている。
言葉が判れば哲学的な深い内容の曲なのだろうが、音楽だけでも十分楽しめる。
沼響のHPの聴き比べコラム「シベリウスの2番を聴く」に、番外編として「市河彦太郎とシベリウス」をアップしました。
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Youtube は「メサイア」から 。マリナーの指揮
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