ギブソンのスコットランドにちなんだ序曲集
本日、来週の大きな会議の下準備のために出勤。朝夕の空気はまだ冷たい。
昨年の今頃は新型インフルエンザの流行で、お店からすっかり姿を消したマスクを探しまわったりしていたのだが、一年経った今はニュースにもならなくなった。
今年は花粉症もほとんど症状が出なかったので、買い溜めしたマスクが家でダブついている。マスクメーカーも今年はさぞや多量の在庫を抱えているだろうな。
夜のNHKニュースで雀が急激に減ったことが取り上げられていた。
このことは自分も半年ほど前から気になっていた。
2年ほど前までは雀の群れがうるさいほど畑の周囲を飛び回っていたのだが、最近は群れの規模が小さくなっている。数も減った。
カラスの多さは相変わらずだが、雀の代わりにいろいろな渡り鳥の数が増えている。
ニュースでは、最近の家の造りが機密性が増したために、屋根瓦の隙間に雀が巣を作りにくくなったからだという専門家のコメントが紹介されていたが、それは違うだろう。
自分の家の回りでは、家の数は増えたものの古い家も相変わらず多い。 今日は、スコットランドの指揮者、サー・アレクサンダー・ギブソンの指揮でスコットランドにちなんだ序曲を集めたアルバムを聴く。
英シャンドスのLPで、メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」、ベルリオーズの「ウエヴァリー」、アーノルドの「タモシャンター」の各序曲にヴェルディの「マクベス」から第3幕のバレー音楽にスコットランドの作曲家ターミッシュ・マッカンの「山とあふれる泉の土地」という曲を集めたもの。
メンデルスゾーン以外はあまり馴染みのない実にシブイ曲がそろっている。演奏の良さもあるがいずれも非常に楽しめた。
オケはギブソンが手塩にかけて育て上げたスコティシュナショナル管。
アーノルドの曲などイギリス版「ティルオイレンシュピーゲル」。華やかで豪壮なフルオーケストラの魅力が楽しめる逸品だ。ローカル色丸出しのバグパイプを真似た響きも面白い。
Youtubeは、アーノルドのソロホルンのためのファンタジー
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