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2010年5月16日 (日)

オーディオ的な一日

本日お休み、天気も良いので暖房器具類を片づけながら物置の中を整理する。

これから使うであろう扇風機類を出しながら、古いコタツやらストーヴのいくつかは思い切って処分。
娘達が幼い頃に使っていたおもちゃ類も出てきたが、なんとなく処分する気にならずそのままに。
ニッカンのメロフォン、トロンボーンその他のガラクタ同然の楽器もやはり捨てられない。

S_p5160201 片づけているうちに、20年ほど前に使っていたアナログプレーヤーが出てきた。
トリオのKP800というシロモノで、この後DUALのプレーヤーを使用したのち現在のトーレンスTD320に落ち着いている。
http://www.audio-heritage.jp/TRIO-KENWOOD/player/kp-800.html

20年近く電源を入れてなかったが、試しにコンセントをつなぎスイッチを入れてみたらターンテーブルが回転しはじめた。

ここまで来ると音が聴きたくなり、音楽部屋に運び込みDENONのDL103を取り付けて聴いてみる。http://denon.jp/museum/dl103series.html

P1010064 はじめに聴いたのはエリック・エリクソン指揮スウェーデン放送合唱団によるメシアン「5つのルシャン」のドイツ盤LP。

明快な音で奥行も出ている。これなら合格点だ。

S_p5160203 続けてクーベリック指揮バイエルン放送響による、モーツァルトの「プラハ」。CBSソニーの国内盤LPで1980年のデジタル録音。

ところが、これは良くない。音像全体が狭くなり音が平板。
コンデンサー類の劣化が進んでいるのかもしれない。

念のためトーレンスのTD302に変えてみた。

S_p5160197 ところが動かない・・・・・・
スイッチを押してもターンテーブルは静止したまま。

まるで浮気を責められているような複雑な気持ちになってきた。

そしてKP800よりさらに古い、もう一台のアナログプレーヤーのビクターのQL-7Rに切り替えてみた。http://www.audio-heritage.jp/VICTOR/player/ql-7r.html
S_p5160198 数年前に近所のお年寄りにレコードを多量にいただいた際、レコードと一緒に譲られたプレーヤー。

こちらはすっきりとした音でSN比も良い。第2楽章の弦楽器の奥に絡む木管もはっきり分離して聞こえてくる。

ひととおり聴いた後、気になるトーレンスに再トライ。

すると今度はスルスルとターンテーブルが回り始めた。
トーレンスにはシュアーのTypeⅣのカートリッジを付けているが、やはり完成度の差は歴然。
弦楽器のトレモロも塊にならず、はっきり分かれて聞こえてくる。
何よりも、実演や自分が演奏している時に感じる演奏者の存在感がはっきり感じられるのが良い。

こんなことに夢中になっているうちに、物置のことをすっかり忘れ、気がついたときは日が暮れかけていた。

慌てて外に出ていたガラクタ類を物置の中に押し込むように元に戻す。

片づけは来週に再トライになってしまった。

そんなことで、今日はクーベリックのモーツァルトの交響曲第38番「プラハ」と第39番。

柔らかくしっとりとした演奏、クーベリックの他の曲の演奏と比べると意外な気がする。リピートもほぼ全部励行。オケの編成も大きいようだ。
Youtubeはクーベリックの「プラハ」ライヴ
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