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2010年6月27日 (日)

地域のためのLEFAコンサートinみしま

雨の休日湿度が高い。本日午後から隣町の三島でLEFAが主催するコンサート。http://lefa.ninja-web.net/aboutus.html
地元のNPO法人が企画している無料コンサート。

2010062713520000 今回はフルートの垣野内英博、長田恵美子にピアノの今野千春という顔ぶれ。いずれも県内で活躍している音楽家たちだが、長田さん我が沼響のメンバーという縁で足を運ぶ。

会場の中郷文化プラザには早めに着いたので会館内にある図書館で雑誌を読んでいると、小学生の子供二人がカウンターの図書館職員に、「今日のコンサートはどこでやるのですか?」と聞いている。
若い女性図書館員は「???知りません」
目の前にポスターが貼ってあるのに気がつかないようだ。

会場は小学校の体育館のような多目的ホール。
ピアノはアップライトで本格的なコンサート会場ではないが、小さな子供を連れた家族連れが多く、日曜の午後の気軽に聴けるアットホームなコンサートという雰囲気。

2010062713500000 収納式の座席100席余りはほぼ満席で、馴染みの沼響メンバーは二人ほど。

前半は、エルガーの「愛の挨拶」で始まり、ドップラーの「アンダンテとロンド」「3つのアヴェ・マリア(バッハ・グノー、シューベルト、カッチーニ)」

そしてピアノソロでショパンを3曲、「ノクターン第20番」「ワルツ第2番」「バラード第1番」

再びフルート二本とピアノによるモーツァルトの2台のピアノのためのソナタ第一楽章をこの編成にアレンジしたもの。

穏やかで涼しげなフルートの音色は、梅雨の曇り空の中の一服の清涼剤。

イタリアルネッサンス期の作曲家カッチーニの「アヴェ・マリア」として最近になって急に有名になった曲は、1970年代に旧ソ連の音楽家Vladimir Vavilov が作曲した明らな偽作だが、この編成で聴くとあたかもジャズバラードのように響き、曲の正体が露わになっていく。

このようにいろいろな作曲家の作品を続けて聴くと、やはり作曲家の格というものが見えてくる。
その点、アレンジとはいえモーツァルトが一番聴き応えがある。演奏も興に乗った気持ちの良いもの。

バラードのような大曲になるとアップライトの限界が見えてきてピアニストには気の毒でしたが、ショパンのピアノソロも美しい演奏でした。

後半は久石譲その他親しみやすい曲を並べたもの。

残念ながら、夕方から夜にかけて二つの会合に出席せねばならず、こちらは途中で失礼させていただきました。

帰り間際に主催者のLEFAの人に呼び止められた。なんと高校の吹奏楽部後輩のS君。

しばらく立ち話。無料で借りることができる会場の確保、乏しい予算の中での広報活動などなど・・・・このようなほとんどボランティアの、手作りのコンサートを続けていくには相当な苦労があるようだ。

地域の音楽文化の普及のために健闘を祈る。

夜はお寺の役員会で帰宅は9時近く。

P1010093 そして夜もフルートの音楽。

ランパルの吹くビバルディの作品10のフルート協奏曲を聴く。
仏ディスコフィルフランセ原盤のモノラルLP.伴奏はリステンパルト指揮のザール室内管弦楽団。

すっきりきっちりの驚くほど完璧な演奏。ランパルの後年の録音にはこれに多少の遊びが加わってくる。

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Youtubeはスミジョーの歌うカッチーニの「アヴェ・マリア」

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