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2010年6月14日 (月)

サン・フランシスコのMiss Ann Montgomery

曇り時々雨。小惑星探査機「はやぶさ」の帰還が朝から何度もニュースで紹介されていた。

Photo 何度も故障に見舞われながらもスタッフの超人的な努力で復活し、予定されたミッションを達成しながら故郷の地球に到達して最後に燃え尽きる姿はなんとも儚くも美しい。

テレビでは「宇宙戦艦ヤマト」のテーマとともに今までの道程が紹介されていた。その道のりはあたかもミニヤマト。

今日はトスカニーニ時代のニューヨークフィルの首席チェリストから指揮者に転向し、ロスアンゼルスフィルの常任指揮者になったアルフレッド・ウォーレンシュタインの指揮するブラームスの交響曲第2番。

P1010084 アメリカの本の頒布会社「ブック・オブ・ザ・マンス」が独自に出していた「Music Appreciation Records」のモノラルLP.オケはロスフィル。

ウオーレンシュタインは今やピアニストのルービンシュタインの伴奏録音のいくつかに名を残すのみで、今やほとんど忘れられた存在だろう。

軽く明るいネアカなブラームス。第2楽章の甘い弦楽器のヴィヴラートが印象的な演奏だ。

このシリーズには10インチLPの曲目解説が付録でついていて。駆け出しの頃のバーンスタインも、このシリーズの中で解説の録音を残している。

P1010085 このブラームスの解説演奏はバーンスタインでなく、「ブック・オブ・ザ・マンス」社の創業者の息子、トーマス・シャーマンが指揮している。
これがセクション毎に演奏させたりハイドンの交響曲と対比させたりと、本編以上に面白い。

トーマス・シャーマン(1917~1979)はベルリンフィルも振ったこともある本格派。
DENONから出ていたオイロディスク・ヴィンテージコレクションシリーズのCDで、レオポルド・ルードウィヒ指揮のチャイコフスキー交響曲第5番にカップリングされた「イタリア奇想曲」の演奏が印象深い。
http://columbia.jp/prod-info/COCQ-84442/

ウォーレンシュタインのレコードをジャケットに収めようとしたら、中からレシートが出てきた。

そこにはサン・フランシスコのMiss Ann Montgomeryという女性の名前と住所が書かれていた。そして1956年PAIDの文字。

このLPの最初の所有者だろう。

Google Earthで書かれた住所を検索してみたら、海岸近くの住宅密集地が出てきたが、この番地の場所だけがぽっかりと空き地となっている。

50年の歳月の重み。そしてこのレコードがサンフランシスコから海を渡り、今自分の手元にある不思議。

ワールド・カップの中継が始まっている。日本1点先制し後半へ。
解説実況は、幼なじみの畏友、山本昌邦。 にほんブログ村 クラシックブログへ
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Youtubeはムーティ指揮のブラームス交響曲第2番

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