蜂に肩を叩かれる
本日お休み。家内は仕事に出かけ、娘は図書館。
自分は天気も良いので、火曜にやり残した庭のサツキの余分な枝の剪定をおこなうことにした。
CDウォークマンを腰にぶら下げ、先日買ったマッケラスの初期モーツァルト交響曲集をイヤフォンで聴きながら、植木用の脚立に乗ってバシャバシャと剪定鋏で切っていく。♪~
快調に飛ばしながら作業を進めていると、なにやら肩の辺ににコツコツと当たっている。
脚立の上だし誰かに肩を叩かれるのも変だな、とふと振り返ると目の前に巨大なスズメバチ! (゚ o゚;) 小学6年の遠足の時に耳の中に蜂が侵入して刺されて以来、蜂は最も苦手な虫。その時以来自分の耳は左右の大きさが違ってしまっている。
思わず鋏を取り落とし転落しそうになるのを踏みとどまり、よく見ると5匹ほどのスズメバチが上空を乱舞している。
どうやら剪定したサツキのあたりに、スズメバチの巣なのか関係した何かがあるらしい。
蜂は明らかに怒っている。しかも飛び方に一定の法則があり、襲う計画を練っているようにも見えてきた。
明らかに、蜂にも人間と同じようような感情と思考があるようだ。
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恐ろしくなって、脚立から降りて作業は中止。畑に行って梅を収穫することにした。
午後はノンビリとして、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。 フランスのヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラスにベーム指揮のベルリンフィルの伴奏。1951年11月のライヴ録音。
イタリア・ラウディス原盤のLP。CDではターラから出ていた。
フェラスはこの51年にベームがウィーンフィルの演奏会に起用したことで国際的なキャリアが開けて行った。
60年代半ばにカラヤンと主要なコンチェルトの多くを録音し華々しい活躍をしていたが、過度の飲酒から第一線から姿を消してしまった。
このベートーヴェンはフェラス18歳の記録。およそドイツ的なものとは対極にある演奏。触れれば壊れるような繊細なベートーヴェン。
過度のプレッシャーに押し潰されてしまった不幸な未来を予見させるようなか弱い演奏だ。音は非常に美しい。
Youtube はフェラスの弾くフランクのヴァイオリンソナタ
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