« グールド、リトルバッハ・ブック | トップページ | サン・フランシスコのMiss Ann Montgomery »

2010年6月13日 (日)

R.シュトラウスのファンファーレ集

晴れのち曇り、夜から雨。いよいよ梅雨到来。

音楽部屋の雨漏りは、大工さんに診てもらったものの原因個所がはっきりしないうちに自然に止まってしまった。
だが不安なので雨漏りした個所は何も置かないことにしている。

Img_0001_2 休みの今日は、何かをするでもなく漠然とドナルド・キーンの「日本との出会い」などを読みながら静かに過ごしていた。

自分の母校の高校吹奏楽部が、今年創部50周年(実際は80周年)ということで、例年8月におこなっているOBバンドコンサートは特別なものになりそうだ。

その中でR.シュトラウスのウィーン市のためのファンファーレを演奏することになった。

R.シュトラウスはさまざまな機会のたびにブラスアンサンブルのための曲を書いていて、ウィーン市のためには、1924年のファンファーレと1943年の祝典曲の2曲を作曲している。

S_p6130209 最近は録音が増えてきたが、もともと未出版の作品なので、LP時代は音源は少なかった。

1943年の祝典曲はオリジナルは10分ちょいの曲で、フィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブル(PJBE)が2種の録音を残している。

ひとつは1973年録音で、J.エマーソン編曲の当時のPJBEに合わせたもので冒頭の2分程度の部分のみ。
もうひとつは、1979年録音の「ウィーン市祝典曲」としての全曲録音で、こちらはオリジナルの30人を超える編成で演奏している。
ジェイムズ・ストバートの監修による版を使用。

このジェイムズ・ストバートは「ウィーン市祝典曲」の世界初録音を残している指揮者で、ロック・ブラスコンソートを振って英シャンドスからR.シュトラウスのブラス作品集をLP時代に出していた。
このLPのメンバー表を見ると、J.ワトソン、J.アイブソンといったPJBEのメンバーも何人か加わっている。

ということで今日はこの3つの録音を聴いてみた。

S_p6130207 まずストバート盤は、R.シュトラウスの未出版のブラス作品を多く集めていた貴重なもの。1924年のファンファーレも入っている。編成は30名ほどの1979年録音。

中でもホルンのアンサンブルで始まる1924年のウィーン市のためのファンファーレが非常に美しい。
1943年の祝典曲も明快な出来だが、初録音であるだけに、R.シュトラウスのオリジナルの譜面に忠実であろうとする学究的な姿勢が感じられる。

S_p6130210_2 1979年のPJBEの全曲盤は、おそらくストバート盤とほぼ同じ譜面を使用しているのだろう。さほど大きな違いは感じられない。

同じPJBEでもエマーソン編の短縮版による1973年録音は、かなりブリリアントな演奏。調性も異なるようだ。 にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村

Youtube は、R.シュトラウスのブラスとオルガンのための「ヨハネ騎士団の騎士の荘重な入場」

|

« グールド、リトルバッハ・ブック | トップページ | サン・フランシスコのMiss Ann Montgomery »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« グールド、リトルバッハ・ブック | トップページ | サン・フランシスコのMiss Ann Montgomery »