リンパニーのラフマニノフ
日が暮れても気温は下がらず寝苦しい夜が続く。自分は夜になると目が冴え、11時を過ぎる頃が絶好調。就寝は1時過ぎはザラでこのところの暑さでいささか寝不足気味。
今日も仕事でようやく長く多忙な一週間が終る。
今日はイギリスの女流ピアニスト、モーラ・リンパニーのラフマニノフを聴く。
リンパニーはラフマニノフを得意とし、ラフマニノフ本人が絶賛している。 聴いたのはコンチェルトの第2番。
1953年EMI録音のLPから直接CD化した英OLUMPIA盤と1960年録音のCD2種の聴き比べ。
テンポを揺らしロマンティックでスケールの大きな旧盤は、スラブ色の濃いニコライ・マルコ指揮のフィルハーモニア管。 豪快なまでにオケを鳴らした再録音はサージェント指揮のロイヤルフィル。この当時イギリス最高の奏者を集めていたロイヤルフィルが見事な音を出している。
男勝りの打鍵と煌びやかで輝かしい音、それでいて繊細さにも欠けないリンパニーのピアノ。
癌を克服し、90歳まで生きたリンパニーのピアノには強靭な生命力が宿っている。
Youtubeはリンパニーの弾くラフマニノフの作品3の2のプレリュード
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