ブライロフスキーのラフマニノフ
ワールドカップ、日本は敗退してしまったが競合チームが激突し、いよいよ佳境。
昨日は沼響年に一度の定期総会。昨年度の活動報告や会計報告エトセトラ、役員もほぼ同じ顔ぶれだで大過なく決まる。
今回は数年後に控えた創立30周年が話題になった。
未だ模索状態。その頃まで元気に現役でありたいもの。 今日はホロヴィッツと同じキエフ生まれのピアニスト、アレクサンダー・ブライロフスキーの弾くラフマニノフの2番のコンチェルト。
ショパン弾きとして、かつてルービンシュタインと双璧とまで言われたブライロフスキーも今では、あまり話題にされなくなってしまった。
そのブライロフスキーが、少年時代にラフマニノフにその才能を見出され、世に出たことは意外に知られていないと思う。
ブライロフスキーのラフマニノフの録音は、このコンチェルト以外は見当たらない。
冒頭の和音の取り方からして超個性的。ゆっくりとした開始からの突然の加速、第2楽章のルバートたっぷりの歌など、今はこのような弾き方をするピアニストはいないだろう。
黒光りするような音色と、ダイナミックにして繊細な中に独特の味わいがある演奏だ。
ホルダ指揮のサンフランシスコ響の伴奏は普通の出来。

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Youtubeは、アンナ・モッフォの歌うラフマニノフのヴォカリーズ
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