ニューヨーク・シンフォニックアンサンブル修善寺公演
朝、今日から宮崎遠征に出発する下の娘を学校まで送る。http://
その後、朝刊のチラシにぎりしめ液晶テレビ購入のため柿田川EIDENへ。
狙いどころは32インチで、ある程度機種は決めていたものの店頭に行くとやはり目移りがしてしまう。
一緒にいった家内は3Dテレビのデモに見入っている。3Dはあのメガネが気になり今のところ興味はない。
かつてビディオディスクでLDとVHDが競っていた頃、ほとんど敗北が決定的となっていたVHD陣営が起死回生の切り札として3Dディスクを売り出したことを思い出した。
結局、迷った末にシャープの32インチLEDアクオスを購入。 ニューヨーク・シンフォニックアンサンブル修善寺公演に行くためにそのまま家内と修善寺へ向かう。
ホールの駐車場に車を止め、ホールから徒歩5分程度の「独鈷そば大戸」で昼食。ここに入るのは久しぶりだが、大きなわさびを擦りながらのざるそばは変わらぬ味だ。 そしてニューヨーク・シンフォニックアンサンブル。
指揮は高原守、オケのメンバーは若く、編成は40名弱の2管編成でトロンボーンはなし、打楽器はティンパニ奏者一名。
修善寺総合会館は初めてだが、キャパは1000名ほどでステージは反射板もなくさながら体育館のようだ。
客の入りは7割ほどで、大部分は家族連れと年配の夫婦。安い料金で気軽に楽しむホームコンサートといった趣。
客席で開演を待っていると、後ろの席から「オーケストラは初めて?」
「いいや沼響を3回ほど聴いているよ」というご老人の会話が聞えてきて、思わず家内とダンボの耳となる。
こんな遠くにも沼響の固定客がいるのに嬉しいやら驚くやら。
曲は、グローブの「トミー・ポルカ」に始まりモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番、休憩の後「のだめカンタービレ」でも使われていたドヴォルジャークのチェコ組曲から「ポルカ」、「白鳥の湖」から「ナポリの踊り」、最後に「カルメン」の2つの組曲というもの。
最初の「トミーポルカ」は、万延元年の遣米使節団に見習い通訳として加わった17歳の少年、立石斧次郎に捧げるために当時のアメリカの作曲家グローヴが作曲した秘曲。本邦初演だという。
聴いてみると、いわゆる「鍛冶屋のポルカ」や「ビヤ樽ポルカ』に類する軽いダンス音楽だが、150年前に無名の日本人のためにアメリカの作曲家が曲を作っていた事実に驚いた。http://
モーツァルトのソリストは団員のようだ。響きの薄いホールのためか、ソロの音が全然聞こえてこない。正直なところ最後まで聴き通すのに忍耐が必要。
後半になってようやく耳が慣れてきた。「カルメン」組曲では管楽器の名技もあり比較的楽しめる出来。
ホルン奏者が今日バースディを迎えたらしく、アンコールの前にハッピバースディトゥーユーの演奏があり、これで会場が和やかになった。
アンコールは「カヴァレリアルスティカーナ間奏曲」と「威風堂々第1番」。このマスカーニが非常に美しく本日最高の出来。
Youtubeは「カヴァレリアルスティカーナ間奏曲」、ムーティの指揮
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