ブレンデルのシューベルト
猛暑到来、熱帯夜の就寝時は蚊帳を吊り窓は全開。 蚊帳の中の空間は大きな広がりを感じさせるのが不思議だ。 今年からベランダには9尺の「よしず」を立てかけている。
いずれも江戸時代初期からの日本の夏の風物詩。
昨晩は恒例、いつもの割烹「はちまき」でボエームの会。職場を出る間際に長電話に捕まり、予定よりちょいと遅刻。
駅まで走り18時1分発三島行きの電車に飛び乗り、空いている席に座ると、隣の品の良いご婦人が私の方をじっと見ている。
思わず見返すと「○○君でしょ」との一言
「あ!」中学時代の同級生のまさ美ちゃんだった。
多少の面影は残っているが、こんな美人だったかな?と内心びっくり。
僅かな時間の間で近況などを話しているうちに、だんだんと30年以上の年月が縮まってきた思い。 三島駅前で名残惜しみながらも彼女と別れ、猛暑の中、割烹「はちまき」へ急ぐ。
既にメンバーは集まっていて、生ビールをぐっと一杯。「ふぃー」
お通しの茄子の味噌炒めがうまい。
今日は、鰹のたたきに始まり、鮎の塩焼き、あさりの冷製茶碗蒸し、三島コロッケ、牛のたたきなどなど、さりげない内容でどれがメインディシュか判らぬほどだが、それぞれが料理人の確かな腕で見事な味わい。鮎の焼き具合など絶品。
異業種4人の海外旅行の話、家族の話その他とりとめもない会話もまた楽しい。二次会は和美ちゃんの待つプライベートバーへ。今回の彼女は黒くシックな装い。
明けて今日は厳しい現実に直面。明日の県内同業者を集めての研修会の準備やら急遽決まった組織トップとのヒアリングエトセトラ。この連休中に事前資料を作成しておいたのが大きな救いとなった一日。 帰宅後聴いたのが、ブレンデルの弾くシューベルトの即興曲集。
D.899の1番冒頭の衝撃の1音に続く柔らかな歌。美しい音色と深い表現が感動を呼ぶ素晴らしい名演だ。
Youtubeはブレンデルの弾くシューベルトの即興曲D.899-3
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