グランシップ「音楽の広場」2010
今日から8月。
昨日のニューヨーク・シンフォニックアンサンブルに引き続き、今日もコンサート。
今年で第3回となるグランシップの「音楽の広場」に行ってきた。http://
朝早くに職場に顔を出し、来週に係る書類を昼まで整え駅に向かう。沼津の市街地は夏祭りの真っ最中でいつもの日曜とは異なる祭りのにぎわい。
沼津から電車に揺られ小一時間。グランシップのある東静岡駅に降りると、過去2回に比べ凄い数の人が降りている。
「へーえ、こんなに人気のイベントになったのか・・・」と感心していると降りた客の大部分はグランシップのある方向とは反対の北口に向かっている。
目線をそちらに向けると「・・・ウーン ガンダム・・」そこにはテレビで何度も紹介されていた等身大のガンダムの姿が。
巨大なグランシップの大ホールに入ると、自分の席のすぐそばに石川前県知事夫妻が座っていた。 昨年に引き続き指揮者は広上淳一、ゲストコンマスの森下幸路 に加え、今回のゲストはヴァイオリンの大谷康子、木下美穂子(ソプラノ)、佐野成宏(テノール) というもの。
オケは県内アマオケのメンバーに、プロが若干、そして今回は北海道から沖縄までのアマオケのコンマス10名ほどが加わっている。県外からの参加者も増えているようだ。
とにかく300人近いオケは壮観。
最初に広上淳一が女性をエスコートしてステージに現れた。その女性を見て思わず「あ!」と声を上げてしまいました。
なんと沼響オーボエの恵ちゃん。
このコンサートの最初のチューニングのA音を出すということで紹介されていた。彼女のご主人も今回はトランペットで参加している。
曲は「美しく青きドナウ」(合唱付きのオリジナル版)、NHK大河ドラマのテーマ曲から「赤穂浪士」「篤姫」「龍馬伝」の3曲に、同じくNHKのテレビシリーズ「シルクロード」のテーマが巨大なスクリーンに実際の番組の画面を映し出しながらの演奏。
続いてゲストが登場し、大谷康子のソロで「ツィゴイネルワイゼン」、
「運命の力」序曲に二人の歌手による「トスカ」から3曲、「乾杯の歌」で前半は終了。
後半はマーラの「巨人」フィナーレ抜粋に、大谷、森下の二人のヴァイオリンによる「愛の挨拶」そして、我が沼響のコンミスも加わった全国アマオケコンマス10数人によるクライスラーの「愛の喜び」。「威風堂々第1番」に「カルメン」前奏曲。
最後に歌手が加わり「オソーレミーヨ」その他、実に盛りだくさんの3時間になんなんとする巨大なコンサート。
演奏は数少ない練習でよくぞまとめたといった印象。PAも3回目となり会場のクセを掴んでいて音もバランスよく響いていた。
とにかく300人のオケの威力は凄まじい。
名曲芥川也寸志の「赤穂浪士」には聴いていて鳥肌が立ってきました。
さすがに「巨人」のような難曲になると、300人を数回の練習でまとめるのは厳しかったようで、ドロドロとした別の曲のようになってしまっていたが、他の曲は楽しく聴けました。
県内だけではなく全国規模のイベントに成長するような予感。このような行事は長く続けて欲しい。
youtubeは芥川也寸志作曲の「赤穂浪士」
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