カラヤンのリハーサル
台風が去り、朝夕多少涼しくなってきた。
昨日のオケの練習は仕事で出れず、楽器を車に積んだまま空しく帰宅。
本日、明日に祖父と父の大きな法事を控え午後から早退するつもりが、ズルズルと居残り結局帰宅は夕方。
帰宅後は、引き出物の仕分けやら祭壇の組み立てやらでやたらと忙しい。 家内も帰宅し遅い夕食の後に聴いたのがカラヤンのモーツァルト。
40番と「ジュピター」の2曲を聴く。
EMIへの1970年後期交響曲録音で手持ちは国内盤LP。
現在CDでは格安で出ている。http://
重厚にして流麗なカラヤンのモーツァルトを嫌う人も多いが、この演奏は現代のオーケストラ演奏が到達したひとつの極限の姿を示すもの。
堅牢にして緻密なアンサンブルと壮大さの中に繊細な美しさに満ちた素晴らしい名演。
名手揃いの木管セクションのアンサンブルには思わず聴き惚れてしまう。
このセットには、CDにはないリハーサル風景が付いている。
この40番第1楽章を聴いてみた。
天下のベルリンフィル相手に、カラヤンはアマオケ並みの基本的なトレーニングをおこなっている。
知らず知らずのうちに無用なクレシェンドやアクセントを付けてしまうベルリンフィルに「音楽家ならばそのような演奏はしないぞ!」「腐ったにおいがしてきた」などと実に手厳しい。
Youtubeはカラヤンとメニューインのモーツァルト
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