ビーチャムの「ペール・ギュント」
朝、バイクでの通勤時に顔に触れる風が冷たく感じるようになってきた。夜遅くから細かな雨。
職場では予想外のトラブル多く、平穏無事な日々はなかなか送れぬもの。
今日はイギリスの指揮者、トーマス・ビーチャムの「ペール・ギュント」。
オケは大富豪ビーチャムが創設したロイヤルフィルと合唱団、ソプラノはドイツの歌手イルゼ・ホルヴェーグというもの。フランクリンミントのLPで聴く。
通常の組曲ではなく、劇のストーリに合わせてビーチャムがセレクトした独自の抜粋版。最初にハルボルセンが編曲した結婚行進曲で始まる。
省エネタイプの薄いオーケストレーションが演奏するには面白みに欠ける「ペール・ギュント」だが、質朴な芸風のグリーグは自分としては好きなタイプの音楽。
このビーチャムの演奏は非常に優れている。深く沈潜していく「オーゼの死」や「朝」の感情移入を聴くとビーチャムがグリーグの音楽を深く愛していたのが自然と伝わってくる。
ホルヴェイグの清楚な歌唱もしみじみとして良い。
この演奏には、石坂浩二と栗原小巻のナレーション付きの国内盤LPがかつて出ていた。
鈴木松子という人の台本で、教会の鐘の音や「フィンランディア聖歌」が遠くから聞こえたり、効果音を入れたりと「ペールギュント」の物語を理解するには良いものだった。
Youtubeはノルウェーの歌手プティル・アルネセンの歌う「ソルヴェーグの歌」
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