日本武道館 から松山へ
先週末から今日にかけて東京から松山へと日本のほぼ半分を移動してのコンサート三昧。
金曜は、槇原ファンクラブに加入している家内のお付き合いで今年デビュー20周年だという「槇原敬之 シンフォニー オーケストラ コンサート“CELEBRATION 2010”~Sing Out Gleefully!~」のために日本武道館へ。
家内はお昼過ぎに先発、自分はぎりぎりまで仕事を引っ張り15時過ぎに新幹線で東京へ。
武道館のある地下鉄九段下駅の狭い2番出口は、コンサートに向かう人でドンつまり状態。
開演時間直前だが皆が入らないと始まらないと心得ているらしくファン達は悠然たるもの。
1万人のファンを収容してのコンサートの今回は、デビュー20周年ということでフルオーケストラと合唱入り。
舞台に並んだオケを見ると3管16型にリズムセクションとホーンセクションが加わるという豪華なもの。これではギャラも相当な金額だろう。
席は1階アリーナ席の中ほどのかなり良い席。オーボエのAで始まるチューニングがオケのコンサートならば当たり前の始まりなのだが武道館では新鮮に響く。
第1部はアコースティックな響きを生かしたしみじみと聴かせるもので、いつものマッキーのコンサートとは趣が異なるもの。曲目はデビューの頃の曲があったりとコアなマッキーファン向けのような趣だが、自分としてはオケの響きがありがたい。
第2部になると合唱も入りファンも総立ちなのはいつものコンサートと同じだが、PAの加減か100人もあろうかと思われる合唱がほとんど聞こえない。
だんだんとアップテンポの曲が中心となり、盛り上がり始めたところで、娘が出場する松山でおこなわれる吹奏楽コンクール全国大会に行くために22時東京駅発の寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗り込まなければならず、第2部の最終場面で会場を後にする。
ところが列車は、先行していた車両が鹿と衝突して立ち往生の影響で一時間遅れとなり、早朝に起こされ、乗り継ぎ列車に間に合わせるために姫路から代替えの新幹線に乗り換えというアクシデント発生。
急いで荷物をまとめて列車を降りると、寝ぼけ眼の大勢の乗客が慌てて着替えたそのままの様子でスタコラと新幹線ホールにひた走る。
ここで偶然に沼津で有名な古刹のご住職にばったり鉢合わせして変なところでご挨拶。
遅延の証明を岡山駅で書いてもらい特急に乗り換え松山着は午前10時過ぎ。
NHKの「坂の上の雲」の幟がここかしこに散見される8年ぶりの松山は、ゆったりとした明るさと風格の感じられる良い街だ。
家内と一緒に子規堂に寄った後は、高島屋屋上の大観覧車に乗り遠く松山城を眺めながら松山市街を俯瞰する。お昼は郷土料理の「五志喜」。団体客が入り待たされたものの有名店なだけにさすがの味。http://www.hotpepper.jp/strJ000029335/food/
日本最古の温泉として名高い道後温泉本館はあい変らずの古さだが、土曜の晩でもあり大層な賑わい。浴槽の周りにぐるりと大勢入っているのでなかなか割り込めない。
風呂から出たあとブラブラしていると広場では和太鼓の演奏が始まっていた。
「風神・雷神」という地元で活動しているプロのようだ。
52歳だというリーダーが「私、今日子供が生まれました」という報告で、会場から驚きの声と大きな拍手が上がる。とても50過ぎには見えない体型と容貌
。
彼はトークの中で若さを保つ体操とやらを披露。50人ほどの観客が皆一斉に真剣な表情で真似をするのがおかしい。
長くなったので、コンクールの詳細は次回。
Youtubeは2005年、槇原敬之武道館コンサート
| 固定リンク
「コンサート感想」カテゴリの記事
- 劇団四季静岡公演のキャッツ(2024.07.28)
- 尾高忠明指揮富士山静岡交響楽団のショスタコーヴィチ(2024.07.22)
- 三島ゆうゆう祝祭管弦楽団第4回定期演奏会(2024.07.08)
- Orchestra Est 第9回定期演奏会(2024.06.11)
- ファビアン・トゥアンのオーボエとアンサンブル・エシュテ(2024.06.02)
コメント
長旅ご苦労様です。
松山、エエとこですね。学生時代から縁があって、更に20年程前、そして21世紀に入って7年ほど通い詰めました。細部までよく知った街であり、知り合いも大勢おります。
喰いモン旨いですよ。最古の温泉もよく通ったものです。また行きたくなりました。
投稿: 林 侘助。 | 2010年10月27日 (水) 12時31分
沼津からは遠い松山ですが、2度目の訪問。
松山は私も好きな町で、コンクールが別の町での開催だったら無理して行かなかったかもしれません。
美味しい郷土料理を堪能しました。
投稿: 山本晴望 | 2010年10月28日 (木) 07時20分