フルネのドビュッシー、「イベリア」
曇り、時々雨。新たな一週間の始まり。
ゆっくり休めるはずだった昨日の日曜は、結局夕方に出勤することなってしまい、当番で出勤となっていた職員の帰宅と入れ替わるかのように夜遅くまで仕事。
今日は、フランスの名指揮者ジャン・フルネのドビュッシー録音を2種。管弦楽のための映像から「イベリア」をチェコフィルとオランダ放送フィルによる2種の録音で聴く。
いずれも手持ちはLPで、チェコフィルとはスプラフォン原盤の国内盤LP,オランダ放フィルはDECCAの英盤。
92歳で70年近い指揮活動を終える最後の場を日本に決め、晩年はほとんど毎年のように来日したフルネは幸いにして、数多くの実演に接することができた。
都響の演奏会で、前橋汀子をソリストに迎えたショーソンの「詩曲」の名演は特に印象深い。
この「イベリア」のかつての聴いた印象では、オケの音色に独特の艶のあるチェコフィルとの旧録音に魅力を感じていたのだが、今聴き比べてみると華やかな色彩感と細部の彫巧の深さでオランダ放送フィル盤の方が良い。
オケの音色は、いずれもフルネ独特の品の良いしっとりとした柔らかなフルネトーン。
Youtubeはドイツ物でも名演を聴かせたフルネの指揮でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ソロはパガニーニ直系の弟子、フランチェスカッティ。
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