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2010年11月16日 (火)

ロシアのフルート、モーツァルトのフルート協奏曲

先月末からの大きな混乱は本日ようやく収束し第二段階へ。
今日は久しぶりに早めの帰宅。夕食時も家族と一緒に過ごすことができた。

食後に聴いたのは、モーツァルトのフルート協奏曲第2番。

S_pb140601 ドミトリー・ベダのフルートに、ゴズマン指揮のレニングラード室内管というもの。カップリングはミヨーのトロンボーンのための冬の協奏曲、ヴィラ・ロボスのファゴットと室内オケのための7音のためのバレー曲という凝った内容。

ロシアからはピアニストや弦楽器奏者の偉大な才能は数多く出ているものの、ソリストとして著名な管楽器奏者となるとすぐには頭に浮かばない。
ましてやフルーティストとなるとほとんど聞いたことはない。

この新世界レコードのLPのライナーノートにはソリストの紹介はない。レニングラード室内管の首席奏者かもしれない。

質朴な音色で手堅く聴かせるモーツァルト。
フランス系の明るい音色とは一線を画す独特の音だが、テクニックはしっかりしているし渋い音の味のある演奏だ。

木製のフルートを使っていたオランダの名手バルワーザーの音に似ているが、使用楽器は木製ではないような気がする。

S_img_0001 S_img_0002 しばらく怠けていた沼響のHPの聴き比べコラム「チャイコフスキーの5番を聴く」に、クーセヴィツキーのスタジオ録音の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/tchai5.cgi
Youtubeはモーツァルトのピアノとフルートのためのソナタ

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