沼津法人会、税を知る週間コンサート
いよいよ11月、先月末に松山帰り以来無理難題が降りかかり、土日を含め一日も休めない日が続いている。
とにかく半年ほどかけて準備をし来年度から実施する予定のものを、急遽ここ数日で計画を完成させ取りかかることになったのだからたまらない。様々な所に頭を下げ、お願いをしつつ資料の完成を急ぐ。
とはいえ昨日は上の娘と、娘の高校時代の音楽上の師匠との楽しい夕食。 場所は職場近くの「山正」。もともと魚屋だったのが、お店の隅で常連さん向けに魚料理や鮨を出し始めたのが5年ほど前。
新鮮な魚と料理の腕の確かさでたちまち評判となり、今やお昼時は店に入りきれない客で行列ができるほど。
仕事を切り上げお店に着いたのは7時過ぎ。 お通しは新鮮な「キビナゴ」から始まり、この近辺では「いいっこ」呼ばれる磯物からイクラ、中トロ、ノドクロその他の刺身のオンパレード。
生魚が苦手な娘も夢中でぱくつくほどの驚くほど新鮮なネタの数々。
話は、松山でのコンクールの話その他、吹奏楽ネタで盛り上がった楽しい一夜。
その娘は本日早くに東京に帰っていった。 そして今日は、朝から計画は想定外の方向に走り出し八方塞の状態に陥る。このままで立ち往生では、脂汗を流す蛇の前のガマガエル状態なので、とにかく動き出して活路を見出すことにする。
夕方になりようやく光明が見出せたので、入場整理券をいただいていた沼津法人青年部主催の「税を知る週間チャリティコンサート」に行くことにした。http:// 今年はヴァイオリンの沼田園子、クラリネットの四戸世紀、チェロ北本秀樹、ピアノの蓼沼明美といういずれも日本を代表するトッププロ。
曲は、ピアノトリオト長調(ハイドン)、ヴァイオリンとチェロのためのデユオ(コダーイ)、クラリネット、チェロとピアノのためのコンチェルトシュトゥック(メンデルスゾーン)が前半。
そして後半はミヨーのピアノ、ヴァイオリン、クラリネットのための組曲。
子犬のワルツ、白鳥、リベルタンゴ、鈴懸の径、そしてベニー・グッドマンの「貴方の思いで」
というもの。
会場ではボエームの会のIさんとも遭遇、沼響のメンバーも多い。職場からかけつけた家内と、かつての部下の音楽好きの女の子と彼氏?とホールのほぼ真ん中の席で聴く。
最初のハイドンののびやかな音を聴いた瞬間「あぁ、来て良かった」としみじみ思う。この一週間の緊張が一挙に溶けていく。
緻密なアンサンブルと美しい音。特に後半の軽妙なミヨーが良かった。
アンコールはプーランクのクラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための「城への招待」をチェロが加わった版で聴かせてくれた。
| 固定リンク
「コンサート感想」カテゴリの記事
- 日本フィルの第401回名曲コンサート、小林研一郎と髙木凜々子のヴァイオリン(2023.09.13)
- パリ管ブラスクインテットのコンサート、そして亡きWさんにホルン四重奏を捧げたことなど(2023.06.25)
- 東大オケでサン・サーンスの交響曲第3番(2023.02.13)
- 早稲田大学交響楽団第211回定期演奏会(2022.12.17)
- 海瀬京子プロデュース 県内出身 若手ピアニストの饗宴(2022.11.21)
コメント