バティスト・マリのシャブリエ
ここ数日穏やかな良い天気、強い風に迫り来る冬の気配。
八方塞り状態の仕事も今日になってようやく光明が見えてきた。 今日は、フランスの指揮者、ジャン・バティスト=マリの振るシャブリエの管弦楽曲集。オケはパリ国立歌劇場管。国内盤のLP
歌劇「にわか王」からのポーランドの祭り、スラブ舞曲、「エスパナ」
楽しい行進曲、田園組曲など、シャブリエの主要なオケ作品を集めたアルバム。
マリは学生時代に札幌交響楽団とのラヴェルの「マ・メール・ロア」を聴いたが、すっきりとした札響の音色が清楚な雰囲気を出していて良い演奏だった。
このシャブリエは、田舎風の野暮ったさが独特の面白みとなっているユニークな演奏だ。ひたすらネアカなマリのキャラクターがシャブリエの曲想に良くあっていて、聴いていて愉快な気分になってきた。 そしてもう一枚は、ロベール・カサドシュの弾くラヴェルピアノ曲全集から「古風なメヌエット」と「ソナチネ」。
こちらはラヴェルと親交のあった洗練された巨匠の芸。
Youtubeは吹奏楽版によるシャブリエの「エスパナ」
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