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2010年12月10日 (金)

べトナム交響楽団のマーラー、「千人の交響曲」

快晴、朝から冷えた。バイクで出勤する体に当たる風が冷たい。雪を被った富士の姿も美しい。

職場に到着すると同時に机上の電話が鳴り始めた。未だ出勤している職員も少ない。
受話器を取ると、本日午後の予定だった昨日提出した事業概要の首脳部への説明を急遽これから始めることになったので直ぐに来て欲しいとのこと。

思わず絶句。とにかく資料をかき集め本部へ出頭。
今日も朝から破乱の幕開けだ。

説明を済ませ席に戻った後、遅いお昼を摂っていると先日相談のあった他部署の責任者から仕事の相談を受ける。

20101210hi_1b 疲労にどんよりしながら帰宅すると、NHKBSハイビジョンで「響け 千人の交響曲~ベトナム国立交響楽団の挑戦~」 という番組をやっていた。

ハノイ遷都1000年を記念して、マーラーの大作、交響曲第8番に挑戦したベトナム響のドキュメント。

ベトナム響のドキュメントとしては80年代に、福村芳一がチャイコフスキーの交響曲第5番の演奏に挑んだドキュメント「ウォッチ・ミー!」が懐かしい。

あの番組ではチャイコフスキーに悪戦苦闘の様子だったのが、年月を経てマーラーの大作に挑戦するほどになったのかと感慨深い。

今回の指揮は本名徹次氏。途中から見たが、練習会場は広くなったが雨漏りはあい変らず。レベルもさほど違わないようで、見ていて不安になってくるほど。
「ウォッチミー!」でもクローズアップされて取り上げられていた首席クラリネット奏者のおじさんはここでもクローズアップ。外見もさほど変わっておらず妙に懐かしい。

インスペクターの人が心労のため痛風の発作が出て、松葉杖姿で会場設営を手伝う姿が痛々しい。
本番当日のゲネプロでは、急ごしらえの舞台が500人の巨大な合唱団を支えきれず崩壊寸前となり、急遽補強工事に入るなど、最後までドキドキさせる。

ともあれ演奏は無事に終了、来年1月にはアメリカ・カーネギーホールでの公演も決まったという。

ドキュメンタリーの出来としては「ウォッチミー!」に比べて多少散漫なきらいはあったものの楽しめた。

51htwqbnkcl__sl500_aa300_ ということで、今日は番組でもチラっと出てきたショルティ指揮のマーラー、交響曲第8番の第1部を聴く。
Youtubeはマーラー交響曲第8番の第1部、ビエロフラーベクの指揮

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