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2010年12月11日 (土)

エドゥアルド・シュトラウスのウィンナワルツ集

風は強いが暖かな一日。本日大きなイベントが有り一日お仕事。

かつての部下で転職して今は東京にいる女の子が職場に遊びに来た。
自分の希望の仕事に就き、充実した日々を過ごしていることが生き生きとした表情から伝わってくる。

毎週土曜の夜は下の娘のピアノレッスンの日。レッスンが終わる間は近くのブックオフでいつも時間をつぶす。
土曜の夜のブックオフは親子連れが多く、いつも大層な賑わい。

林さんのサイトでヨハン・シュトラウス2世の弟の孫のエドゥアルド・シュトラウスのウィンナ・ワルツの記事を読み久しぶりにレコード棚から取り出した。http://kechikechiclassi.client.jp/walzerestrauss.htm

P1010001 P1010003 エドゥアルドのワルツ集はいくつかの録音があり、手持ちはフォンタナレーベルで日本ビクターが出していたLP3枚組。オケはウィーン国立歌劇場管、シュトゥットガルトフィル、インスブルック響。原盤はよくわからない。

そしてVOX原盤の日本コロンビアのLP。オケは管弦楽団とした書いていない。

P1010004 P1010005 もう一枚は、アマデオ原盤のポリドール盤LPで「エドゥアルド・シュトラウス、シュトラウスコンサート」これは第2集まで有りオケはウィーン・シュトラウス管。

ひょっとすると同じ音源かもしれないと思い、この中から重複している「皇帝円舞曲」と「ウィーンの森の物語」を聴き比べてみた。

結局3種とも別録音だった。

最も特徴的なのはアマデオ盤で、オケの編成は小さく、皇帝円舞曲などミリタリー調の軽い響きが特徴的。「ウィーンの森の物語」はチターソロに弦楽器が加わる独特の版を使用している。

VOXとフォンタナ盤はかなり似ていて、「皇帝円舞曲」の小太鼓の音などほぼ同じ響きだが、12分たっぷりかけた堂々たるシンフォニックなVOX盤に対して、テンポの緩急とダイナミックスの幅が大きい演奏時間9分台のフォンタナ盤。いずれも聴き応えのある名演だった。

ただし「ウィーンの森の物語」のチターソロはフォンタナ盤が最もうまい。
VOX盤はチターソロ前の序奏がごっそりカットされていてこれは大きなマイナス。

P1010002 このほかに来日時の東京交響楽団との録音もあるが、手持ちは「雷鳴と電光」の録音のみ。

いずれも曲への共感と敬愛に満ちた流れの良い確信に満ちた演奏で、大きな説得力のある演奏だ。

Youtubeはウィーンリンクアンサンブルの「ウィーンの森の物語」

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コメント

おはようございます。

エドゥアルド・シュトラウス録音の詳細情報感謝。ワタシが社会人となって中古入手したLPはfontana3枚組でした。ジャケット絵の記憶が蘇りましたよ。

ワタシがいただいたamadeo原盤の音源とは別ものだったんですね。エエ加減な記憶だ。素朴親しい風情で素敵な演奏だと思うが、CD復刻はなかなかしてくださらないでしょうね、世の中にはディジタル録音一流オケのCDが溢れておりますから。

さすが、多彩なる収集に感謝です。

投稿: 林 侘助。 | 2010年12月12日 (日) 07時01分

エドゥアルドのワルツ集を久しぶりに(ちゃんと)聴きました。

ウィーンフィルの都会的な演奏とは対極にある演奏ですが、ここに聞かれる自由闊達さはシュトラウス音楽の本流のような気がします。

エドゥアルド晩年のアマデオ録音は、オケの統率に粗さはあるものの、実に楽しい演奏ですね。

林さんが若き頃親しんだフォンタナ盤の「皇帝円舞曲」なんぞ実に堂々たるもので、聴いていて感動的ですらあります。

演奏は数多のシュトラウス演奏とは、一線を画するもので、そのうちきっと日の目を見るものと思います。
(NMLあたりで出るかも)

投稿: 山本晴望 | 2010年12月13日 (月) 23時10分

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