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2011年3月 5日 (土)

クーベリックの「田園」

あい変らずの寒さ。天気は良いが花粉も盛大に飛び外出時はマスクが手放せない。

本日もお仕事。こちらの不手際による予期せぬトラブル発生。こんな時トラブルの元凶の職員は休みで連絡も取れず。午前中対応に追われ、今日予定の本来の仕事を半分ほど残し明日に持ち越し。

P1010012 今日はラファエル・クーベリック指揮の「田園」を聴く。70年代前半に9つの一流オケを使い分けたベートーヴェン交響曲全集中の一枚。
手持ちはグラモフォンの国内盤LP。

当時クーベリックが契約していたドイツ・グラモフォンは、カラヤンの全盛期でベームも健在。
独墺系の主要レパートリーはこの二人に持って行かれ、クーベリックの録音は、この二人が避けていたマーラーやお国もののドヴォルジャークなどに限られていた。そんな時に突然この大物全集が出現したのに驚いた。

しかも同一オケでなく、9曲全てが世界中の一流オケというのが、グラモフォンがクーベリックの実力を高く評価していたかの証明でもある。

この「田園」にはパリ管を起用。

9つの交響曲中唯一標題音楽を感じさせる「田園」に、クーベリックは重厚さよりも明るく明晰な響きが欲しかったのかもしれない。

テンポは遅く大きな広がりを持つ雄大な演奏。透明で暖色系のパリ管の音も良い。

P1010014 クーベリックは若い頃にロイヤルフィルと「田園」の録音を残している。
こちらはEMI系セラフィムの国内盤LP。

こちらは全く別人かと思えるほど速いテンポの颯爽たる演奏だった。第一楽章の冒頭部分は再録音の倍近い。リピートをおこなっているのはこのテンポだからできること。

名手を揃えたビーチャム時代のロイヤルフィルは非常にうまい。エレガントな響きも魅力的だ。

今の自分にはパリ管との再録音よりもこのロイヤルフィルの爽やかさが好ましい。
youtubeはバッハの4台のピアノのための協奏曲リハーサル。
ピアノは、クーベリック、ケンペ、サヴァリッシュ、リーガーの四大指揮者揃い踏み

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