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2011年5月 1日 (日)

オッフェンバックのチェロ協奏曲

曇りのち雨、この一連の連休は仕事は入っていないものの、それぞれ予定が既に入っていて、今日が唯一何もない日。

雨模様でもあり外出は調べ物で図書館に行ったのみ、あとはのんびり過ごした一日。

S_img_0001 幾分気持ちがユルくなっているので今日はオッフェンバック。

聴いたのはチェロ協奏曲その他管弦楽作品を数曲で、オーフラ・ハーノイのチェロ、クンツェル指揮シンシナティ響によるRCAのCD.

オッフェンバックは作曲家として名を上げる前は、チェロのヴィルトォーゾとして知られ、ヴァイオリンのヨアヒムやメンデルスゾーンら当時のトッププロたちとも共演している。

このチェロ協奏曲は自らが演奏するために作曲した作品。高度なテクニックを要求される難曲であるところを見ると、オッフェンバックが相当な名手であったことが想像できる。

この曲は長らくオッフェンバック家の所蔵となり、演奏されることなく眠っていたのを指揮者のアントニオ・デ・アルメイダが発見したというもの。

蘇演はこのCDのメンバーが行っている。

小太鼓が活躍するあたりがやはりオッフェンバック。ひたすら軽い曲調と美しい旋律がとりとめもなく流れて行く。

ハーノイはかつて実演を聴いたことがあるが、物憂げで妖艶な演奏姿の印象が強くて、演奏の内容と曲目は全く覚えていない。

他の管弦楽曲は、「大オーケストラのための序曲」「シューラー・ポルカ」
「ワルツ エクスレパンの思いで」「アメリカン・イーグルワルツ」の4曲。いずれもオッフェンバックの作品目録を作成している過程でアルメイダが発掘した珍品。

オッフェンバックは膨大な量の曲を残したものの、その大部分は印刷もされず、どこかの屋根裏部屋や古文書館でほこりをかぶっているのだという。

S_img_0003 沼響のHPの聴き比べコラム「チャイコフスキーの5番を聴く」、にムラヴォンスキーの最初期の録音。モスクワ放送響とのスタジオ録音の感想をアップしました。
http://www.numakyo.org/cgi-bin/tchai5.cgi

Youtubeはハーノイの弾く「白鳥」

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