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2011年5月29日 (日)

定演終わる2011

第27回定演無事に終わる。
昨日は叔父の葬儀と重なり、朝早くに斎場に行き出棺の儀、火葬に立ち会い、親戚にお詫びの挨拶の後黒ネクタイをはずしそのままゲネプロに参加。

朝から雨。

「ライン」「レオノーレ」両方ともに出来が金曜とは格段の違い。やはり本番当日の緊張感が良い方向に向かっているようだ。コンチェルトの木管のバランスも良い。

あいにくの雨、しかも小ホールでは下の娘の通う高校吹奏楽部の定期演奏会と重なり駐車場は早くに満車状態。

そして開場時間が迫った頃にホールロビーでお客様を迎える。
開場30分以上前から開場を待つお客様達の長蛇の列。

いつもありがたいことです。

開場となってしばらくしても入場の列は途切れない。自分がチケットを売っていない職場の人間も意外に多い。やはり地元出身の海瀬京子さんの効果は大きいようだ。

自分は前半が降り番なので前半出番のインスペクターに変わりステマネ。

27thcon 今回は東日本大震災の犠牲者を追悼し最初にバッハの「アリア」を演奏した。静寂、そして黙祷のあといよいよ最初の「レオノーレ」序曲第3番が始まる。
ステージ横で待機し、指揮の横島先生を舞台へ見送る。

そして最初の緊張感に満ちたGの音が轟然と鳴り響く。まさにベートーヴェンの音、良い出来だ。

だがノンキに演奏を聴いている場合ではなく、この曲で活躍する舞台裏のトランペット奏者用のモニター確認と異動を行い、楽屋へ本日のソリスト海瀬京子さんを迎えに行く。
楽屋の京子さんは5年前とは異なり余裕の表情。

序曲が終り、ピアノのセット時に自分は指揮台にモーツァルトのスコアを置き、横島先生と海瀬さんを舞台に送り出す。

そしてピアノ協奏曲第17番。

外は雨ながら響きは湿っぽくなく爽やかな響き、音楽の流れに気持ち良く乗っている。
舞台の雰囲気を楽しみながら弾いている京子さんの、透明度の高い美しいピアノの音色と明るく屈託のないモーツァルトの世界に会場が酔っている。
アンコールはリストの「愛の夢」。お客さんの穏やかな表情がなんとも嬉しい。

後半はメインの「ライン」。

沼響の演奏会に、ここ数年いつも最前列真ん中に座って聴いている男性がいる。
ステージに上がり、今回もいつもの席に自分と同年輩の眼鏡をかけたその男性を見つけ嬉しい気分。最近その方の表情の変化で演奏の出来具合が判るようになってきた。

「ライン」の最初から嬉しそうに聴いている彼の表情を、吹きながら見ているうちに自分も楽しくなってきた。皆も気合が入り前半の緊張感そのままの良い出来だ。
第一楽章終了時に拍手が入ったが、多くの人が曲を知らなかったこともあるものの、演奏が良かったからだと思いたい。

終演後の打ち上げは最後まで残り、〆の挨拶を頼まれたものの酔っていて何を話したのか記憶になし。

今年も演奏会に楽しく参加できたことに感謝。

Youtubeはエッシェンバッハ指揮の「ライン」

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