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2011年5月 4日 (水)

ヴェデルニコフのバッハとドビュッシー

連休二日目、今日は来年成人を迎える上の娘の晴れ着の写真撮影。
詳細は家内に任せてあるので、岳父と私は撮影時間の直前に写真館に行く。

着くと着物姿の娘二人と家内の姿。

とても普段の姿とは似ても似つかぬ別人のようだ。

「へーえー」と思わず岳父と二人でまじまじと見入ってしまった。

撮影は無事に終わり、夜は家内の両親を交え家族で外食。

S_p4300638 予定していた中華料理屋が定休日だったので、家から近い海鮮料理を出す「荒磯市場」で漁火の見える駿河湾の夜景を見ながらの食事
http://r.tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22002974/

家に落ち着いてから、ロシアの大ピアニスト、ヴェデルニコフのドビュッシーの「月の光」とバッハのパルティータ第6番。

51mzcq0nxhl これはドリーフライフから出ているDVDで1975年に収録されたもの。

15歳の時に日本に滞在したことはあるものの、モスクワに帰った直後に両親は粛清され、自身も当局に睨まれソビエト国外にほとんど出ることがなかった幻のピアニストの貴重な映像。

モノラルだが落ち着いたカラー映像なのがありがたい。

映像はピアノの内部のクローズアップや風景が入ったりしているが、大部分はヴェデルニコフの演奏姿。表情を変えず淡々と弾いていくヴェデルニコフの使用ピアノはライプツィヒのブリュトナー。

渋く穏やかで古風なブリュトナー独特の音に、端正にして格調高いヴェデルニコフのピアノ。
深く心に沁み入る名演だ。

youtubeはヴェデルニコフの「月の光」

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