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2011年7月30日 (土)

ディーリアスのピアノ協奏曲

今日明日は沼津夏祭りだが、新潟で記録的な豪雨を降らせた雨雲が午後から南下し静岡県東部に来襲。
大雨洪水警報発令となり、本日の狩野川花火大会は順延となってしまった。

部活に行った娘を学校へ迎えに行く途中街中を通ってみたら、路上に並んだ屋台は空しく豪雨の中に煙っている。

今年の沼津夏祭りは、東日本大震災で大きな被害を受けた大船渡市の子供達を招待している。http://www.numazuyeg.com/report/2011/topic_423.php

私もささやかな協賛をさせていただいたが、なんとか明日は晴れて欲しい。
東北の子供たちにせめて晴れた富士山の姿を見せてやりたいと思う。

体調はだいぶ良くなったものの、食事がうまくないので未だ本調子ではない。

P1010012 今日はディーリアス唯一のピアノ協奏曲を聴く。
ジャン・ルドルフ・カールスのピアノにギブソン指揮のロンドン響による国内盤LP。
カップリングはドビュッシーのピアノとオーケストラのためのラプソディ。

曲、演奏家ともマイナーでよくぞ国内で出したと思うレコードだ。

曲は3楽章形式の曲から終楽章のみを独立させ、残りの二つの楽章を引き延ばして単一楽章の協奏曲に仕立てている。

この曲の手持ちはこの1枚のみだが、モイセヴィッチやカーゾンのような大家から、ディーリアスの深い親交のあった指揮者のビーチャムが妻のベティ・ハンビーと共演したライヴなど、比較的多く出ている。

曲は涼やかで軽い音響がサラサラと流れて行くディーリアス独特の世界。メロディーも判りやすくで爽やか。もっと演奏されても良い曲だ。
一度実演を聴いてみたい。

ルーカスのピアノは美しい音で非常に良い。ギブソンの伴奏も愛情あふれるもの。

Youtubeはディーリアスの「夏の夜、河の上で歌う」

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