浜松市立楽器博物館 「19世紀のサロン」
昨晩雨が降り過ごしやすい朝。日中しばしの雨で湿度が高い一日。
毎年4月半ばにやって来て車庫の天井に巣を造り、車を糞でベタベタにしてしまうツバメは今年も5月には雛が3羽ほど孵り3週間ほどで巣立っていった。
その巣立ちの際、古くなった巣が落下して壊れてしまった。 例年7月初旬には再び帰ってきて2回目の産卵を行うのだが、10日ほど前に戻ってきたのは1羽のみ。夜になると落下した巣の跡に一羽のツバメがポツンと佇んでいる。
巣立った子ツバメも一緒になり賑やかになる年もあるのだが、今年は一緒だったペアの姿も見えない。どうしたの?。
今日は、浜松市立楽器博物館が出したCDを聴く。
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聴いたのは今や33巻を数える一大シリーズ、コレクションシリーズから第1巻「19世紀のサロン」。
既に廃盤になってしまったレアものだが、娘のレッスン先近くのブックオフ250円均一棚で見つけたもの。 沼響がお世話になっている神代先生の吹くシリーズ11巻「19世紀のトランペット」とは一部重複している楽器もあるが、こちらはコルネットのほかにナチュラルホルンやテナーホルン、サキソフォーンまでをも含むいわゆる19世紀に製作された金管楽器全般。
それぞれ音階と当時の代表的な曲を短く演奏している。
いずれもユニークな外観と素朴な音色が味わい深い。楽器の保存状態によってはピッチが怪しげだが、それもまた良い景色となっている。
中でも楽しめたのは、アドルフサックス製作のソプラノからバリトンまでのサキソフォーン一連の音。
現代の楽器の洗練された色気とは異なるクラシカルな中に年を経た独特の妖艶な響きも漂う。これがなんとも面白い。
なぜか演奏者のクレジットがないのが残念。
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