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2011年7月 1日 (金)

ラローチャのヘンデル

晴れ、夕方一時雨。
今日は職場の健康診断、不摂生の象徴メタボ腹は昨年と変わらず。

22474503 10年以上前に購入した「20世紀の偉大なるピアニストたち」のCD200枚のボックスセットを通勤途中の車などでボチボチ聴き続けている。

当時国内盤は定価20万を超える高価なセットだったが、なぜかその10分の1の価格の外盤が多量に出回っていた。現在63巻目を聴いている。
http://www.universal-music.co.jp/classics/special/pianists/pianists.htm

63巻はスペインの名ピアニスト、ラローチャの弾くバッハとヘンデル。

Medium_image_file_url ラローチャは実演で聴いたピアニストのうちでも非常に印象に残っている一人。
小柄で、近所で普通に見かけるようなおばちゃんの小さな手から湧き出てきた温かで艶のある美しい響きは今でも忘れられない。
曲は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番だった。(デ・ブルゴスの指揮)

このバッハとヘンデルも、聴いていて思わず頬が緩んでくるような慈愛に満ちた演奏だ。

中でもヘンデルのホ長調の組曲第5番が素晴らしい。
終曲に「調子の良い鍛冶屋」の有名な変奏曲を持つ曲だが、第1曲プレリュードと第2曲アルマンドのなんとも気品に満ちた音楽。

あまりの感動的な演奏に一週間の疲れも自然とどこかへ溶けて行く。

P1010003 同じ曲をもう一枚、イタリアのチェンバロ奏者、ルッジェロ・ジェルリンの演奏で聴く。
こちらは仏クラブ・ドウ・フランセ原盤の日本コロンビアのLP。
ジェルリンはランドフスカの高弟で、60年代まではかなりの録音が出ていた。こちらはストレートで直栽なヘンデル。

Youtubeは組曲第5番から「アルマンド」

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