ソマリーのヘンデル
土曜日から月曜日まで、下の娘のオープンキャンパスのお付き合いで家内も連れ3人で東京へ。
受験は再来年だが、埼玉にある上の娘の住む学生マンションを起点にして土日で3校ほど。
土曜の朝早くに車で出発。娘の住む埼玉の学生マンションに到着した後、まず管理人さんにご挨拶、男性立ち入り禁止なので入館許可証をいただく。
オープンキャンパスでは、娘と家内が説明会や模擬授業に参加したりしている間に、自分は近くの古書店で時間をつぶす。
東京は猛烈な暑さだが花火の音に混じって遠くで雷が鳴っている不安定な天候。
翌日曜の朝、上の娘は吹奏楽コンクールの県予選出場のため、朝早くにホルンをかついで出かけて行った。
この日の目的の学校に到着後は、開放中の大学図書館で時間をつぶす。冷房も効いて実に快適。
だが、その後の猛暑の中での娘と家内の東京でのショッピングのお付き合いでげんなり。
そのうち雲ゆきが怪しくなってきた。ひと雨来る気配となってきたので、渋る二人を促し西武線に乗り娘の学生マンションのある所沢方面へ。
娘のマンション到着直後、落雷で西武池袋線全線が止まったことを知った。結局閉じ込められた乗客らは4時間以上も拘束されることになった。ぎりぎりで危ないところであった。
そのうち上の娘からコンクールは1位で予選通過したとのメール有り。
自由曲はフロラン・シュミットの大曲「サロメの悲劇」。
そして本日、上の娘も一緒に加わり中央高速経由で帰宅。
既に夏休みに入っている会社もあるのだろうか、高速下りは比較的混雑、途中立ち寄った談合坂SAも非常に混んでいる。
往復の車中で聴いたのは、ソマリー指揮イギリス室内管による「メサイア」全曲。
数あるメサイア全曲盤でこの演奏を選んだのは、全曲がCD2枚組に収められていて運転中にCDを取り替える手間が少なくすむという理由のみ。
これはエヴァンゲリオンクラシクスという良くわからないシリーズものの国内盤CD。
どうやらアニメで使用されたクラシック曲を集めたシリーズらしい。原盤はヴァンガードのはず。1970年録音。
合唱団のアモールアルティス合唱団はソマリーが組織した合唱団。
オケはイギリス室内管、独唱はM.プライス、I.ミントンほかの著名なメンバーで、さすがに充実した歌を聴かせている。ソマリーのきっちり端正な指揮ぶりで楽しめる1枚。
版は穏健なショウ校訂版。
ソマリーには、フィリップジョーンズやブライマーら、ロンドンの錚々たる管楽器奏者たちを集めたオリジナル管楽器編成の「王宮の花火の音楽」の録音があり、そちらも優れた演奏だった。
Youtubeは「王宮の花火の音楽」から
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