エンゲルのモーツァルト
今日は朝から久しぶりの晴天、とにかく先週から雨がよく降った。
涼しい夏をしばらく過ごすことができたのはよかったが、落雷、大雨警報も毎日のように出ていたおかしな天気の一週間。
今週は夜までかなりタイトな毎日となり、昨日のオケの練習も欠席してしまった。
帰宅したら、「MOZART全作品ディスコグラフィー」(小学館)が届いていた。http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4093870772.html
1992年までに出たモーツァルトの全作品のレコーディングを網羅したもの。
全作品の冒頭譜面、オペラの詳細なキャストの一覧、名盤のオリジナルジャケット写真も嬉しい。
ヤフオクできれいな状態で野口英世さん2枚でおつりが来る値段だった。
今日はスイスのピアニスト、カール・エンゲルの弾くモーツァルトピアノ曲全集から数曲。テレフンケンのLP全集から。
エンゲルは、フィッシャー・ディースカウやプライ、シュライヤーといった名歌手たちの伴奏や、カザルスやヴェーグとの室内楽の共演で知られていた。 この錚々たる共演者の顔ぶれは、エンゲルが非常に優れた音楽家だったことの証明だろう。
エンゲルのモーツァルトは控えめでいながら揺るぎのない確信に満ちている。いわゆるモーツァルトの屈託のない明るさと楽しさは感じられない。
禅寺で修行している気分になるような端正で落ち着いた真摯な姿勢のモーツァルト。
沼響のHPの聴き比べコラム「ラインを聴く」に、モントゥーの演奏の感想をアップしました。
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Youtubeはヘルマン・プライの歌う「野ばら」エンゲルのピアノ
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