ケーゲルの「威風堂々
時折スコールのような雨が襲来する日々。知らず知らずのうちに日本の亜熱帯化が進んでいるかのようだ。
今週のオケの練習は変則的に水曜日となり、市民文化センター小ホールでシンフォニックダンス、ラプソディー・インブルー、アンダーソンなどのアメリカ近代音楽の練習。
この日は朝から一日タイトな会議で夜になっても頭の中は飽和状態。
練習で集中力に欠け高音が全然当たらない。しかも目の焦点が定まらず音符が追えない。
気力続かず、練習終了後のホルンのパート決めは欠席させていただいた。
今回のパート配分はお任せです。
昨日は関係する外郭団体の監査のため車で90分ほどの隣の伊豆市で一日拘束され、夜は大衆居酒屋でセクションメンバーとの暑気払い。
バイト中心のこの手のお店は、酒をオーダーしてから来るまでの時間や料理を出すタイミングその他の段取りの悪さでイライラすること多し。
料理を食べ尽くし会話も途切れ、間の空いた時間に携帯を見ると福島遠征中の下の娘からメールが入っていた。
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大会の気になる結果は優良賞。
出場50団体中の上位4校が優秀賞で、5位から8位までが優良賞だとのこと。
音楽関係のコンクールは審査員のタイプで結果は大きく異なるが、上位に入ったことでまずは良かった。
娘は貸切バスで帰路に就き「舞浜ユーラシア」http://
に立ち寄り、旅の埃(放射能?)を落とし沼津到着は本日朝8時の強行スケジュール。 今日は古今の作曲家たちよる行進曲集を聴く。
Laser lightレーベルから90年代前半に一枚千円前後で売られていた売りCDの類。
演奏はケーゲル指揮ドレスデンフィルによる「威風堂々第1番」から始まる。
曲に合わせて歩くと前のめりにコケそうな狂気の漂う雰囲気。普通聞こえないような音が次々と聞こえてくる過激な演奏だ。終盤はヴァイオリンを1オクターヴ上げて弾かせているようだ。
他の演奏はアダム・フィッシャー指揮のハンガリー国立響や、ネーメト指揮のブタペストフィルなど。旧東欧系の実力指揮者が中心。
曲は「スラブ行進曲」や「楽しい行進曲」、ベルリオーズの「ラコッツィ行進曲」などの比較的知られたものは少数派。
スポンティーニの行進曲や、リストのゲーテ生誕100年祭の祝典行進曲、ラコッツィ行進曲、マイヤーベヤの有名でない方の「戴冠式行進曲」などなど、ずいぶんとマニアックな曲が並ぶ。 沼響のHPの聴き比べコラム「チャイコフスキーの5番を聴く」に、ホーレンシュタインの演奏の感想をアップしました。
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Youtubeはエルガーの振る「威風堂々」
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