ハイドシェックのフォーレ
晴れ、朝のうち一時雨。 昨日は気温が下がり10月中旬の気温。
夜には昨冬から部屋の隅に放置していた電気ストーヴのスイッチを入れるほど。
仕事は可も無し不可もなし、今日は定時退社として月一度定期的に通っている病院へ。
病院では風邪をひいた患者が突然増え、冬が迫っているのを実感する。
三日ほど前にはまだツクツクホウシが鳴いていたのだが・・・
落花生泥棒の被害は我が家だけではなく他の農家にも及んでいた。
落花生だけを集中してやられたようだ。
その手際の良さからご近所では様々な憶測を呼んでいる。
おばぁちゃん曰く「これは、ぷろの仕業だ。」と・・・・
何のプロだかよくわからない。落花生のプロだか泥棒のプロだか。
今日はフランスの富豪ピアニスト、ハイドシェックの弾くフォーレのオーケストラとピアノのための作品を聴く。
仏CASSIOPEのLPで、曲は「幻想曲」と「バラード」の2曲のみという贅沢なカップリング。
厚めのダブルジャケットとハイドシェック自身の詳細な解説。(フランス語なので読めないが)
オケはロベルト・ペンツィ指揮のOrchestre du Festival du Grand Rueというもの、音楽祭の臨時編成のオケのようだ。
ジャケットにはオケの主要メンバーが載っているが、それがフランスのオールスターキャスト。
ヴァイオリンはP.ドゥーカン、今は指揮者として名高いE.クリヴィヌ。
オーボエのピエルロにバソンのオンニュ、フルートのラリュー、クラリネットのブータール、
ホルンはデユバルとクールシェ、最後にハープの大御所ラスキーヌといった面々。
オケとしては小編成のようだが、こんな凄いメンバーが揃っていては指揮者のペンツィはさぞやりにくかったろう。
清楚で控えめな中にも蘭の花にも似た気品の漂う名演だ。これぞフォーレの名曲にはふさわしい。
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