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2011年9月16日 (金)

フレイタス・ブランコの「サロメの悲劇」

しばらく続いた晴れ間も今日で一段落。今夜から天気が崩れ来週からのお彼岸は雨のようだ。春のお彼岸も雨が降り、放射能を含んだ雨が降り注いでいた。

帰省していた上の娘が、週末の西関東吹奏楽コンクール出場のために帰っていった。今年のコンクール会場は新潟。

Img074 帰る前に、自由曲として演奏するというフロラン・シュミットの「サロメの悲劇」を、ポルトガルの大家ペドロ・フレイタス・ブランコの演奏で聴かせてみた。
ポルトガルSTRAUSSのCDで、オケはポルトガル国立管弦楽団というもの。

娘曰く「自分たちの演奏に似ているタイプ・・・」だそうだ。

ブランコはラヴェルと深い親交があり、長らくラヴェル指揮とされたピアノ協奏曲ト長調(ピアニストはマグリット・ロン)の初録音が実はラヴェルの指名でブランコが振っていた、ということがはっきりしたのは比較的最近のことだ。

さらに史上最も遅い「ボレロ」の録音を残した指揮者としても有名だ。

このCDには、ドビュシーの「夜想曲」から「雲」「祭り」とファリアの「賛歌」も入っている。いずれも一度聴いたら忘れられない個性的な演奏。

オケのアンサンブルは荒っぽいが、各楽器の微妙な時間差と独特のバランス感覚からは、譜面に書かれていない同時代の息吹のようなものが漂ってくる。
・・・・・と思うのは気のせいだろうか。

以前紹介したフロラン・シュミットの自演のプライヴェートレコードには、Ellis Macfarland という人が曲と演奏についての解説を書いている(英文です)。

この解説文を、ありがたいことに娘と同じ楽団に所属している方の友人で、著名なプロの翻訳家の方が翻訳してくれた。

その翻訳文を娘が送ってきた。

P1010005_2 さすがに自分の斜め読み適当理解の訳とは次元の違う詩的な名訳。

・・・ティンパニはまるで砂漠を転る頭骸骨のように鳴り響く・・・
など、手持ちのどの国内盤解説書よりも曲のディティールがよくわかる。

さらに、翻訳されたシュミット自身の解釈の細部についての解説を読んで、自分が聴いた時の印象とほぼ一致していたことがわかったのも大きな収穫だった。

貴重な翻訳ありがとうございました。

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