ペンデレツキの「怒りの日」
この二日の休日は天気も良く朝7時に起きて畑作業。
今日はもう最後となったモロヘイヤを引き抜いた後、今回の目玉であるサツマイモの収穫。
「お昼は採れたてのサツマイモだぞ」と家内と娘に宣言して裏の畑へ向かう。
今年はいつになく葉とツルの成長が良い。さぞや地下には巨大なサツマイモが・・・・
と家の女性たちの喜ぶ顔を想像しながら土を掘り起こす。 ところがいくら掘っても出てくるのが北海道銘菓の「わかさいも」ほどの大きさの小粒のイモばかり。http://
中には根だけで何も付けてないものもある。
しばしボー然と畑で立ちすくむ。
隣の畑にいたご近所のベテラン専業農家のおじさんに尋ねてみた。
私「今年のサツマイモがこんななんですけど」
おじさん「あ~、つるぼけね、肥料のやり過ぎだよ」
私「つるぼけ?」
そういえば5月に苗を植えた時に、余っていたチッソ肥料を嬉々として苗と一緒に入れたことを思い出した。
元来が荒れ地の作物であるサツマイモは、栄養過多だと葉と茎に栄養が回ってしまいイモを作らなくなるらしい。
狩りに出かけて何も獲物がなかった時の縄文人の気分。
・・・・・お昼はモロヘイヤのスープとなりました。
今日は9.11で、ちょっと重い曲。 現代ポーランドの作曲家クリストフ・ペンデレツキの「怒りの日(アウシュヴィッツオラトリオ)、「ポリモルフィア」「デ・ナトゥラーソノリス」の3曲。
フィリップスから出ていた外盤LPで、H.Czyz指揮のクラコフフィルその他のメンバーによる演奏。
現代曲とはいえ難解さはない。ユダヤ人ペンデレツキの戦争への深い憎しみを絞り出すような「怒りの日」が感銘深い。この作曲家独特のトーンクラスターも強烈だ。 沼響のHPの聴き比べコラム「ラインを聴く」に、ポール・パレーの演奏の感想をアップしました。
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