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2011年10月14日 (金)

ベルリンフィル弦楽五重奏団沼津公演

昨晩は毎年恒例の沼津法人会青年部主催の「税を知る週間記念チャリティコンサート」。チャリティの無料コンサートで、今年の出演はベルリンフィル弦楽五重奏団。

収益は全て東日本大震災の被災者の義捐金に充てられるという。

毎回ありがたいことです。

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仕事を終え会場の市民文化センターまでキーコ、キーコと自転車のペダルをこぐこと十数分、既に日は暮れいわゆる逢魔が時。

なんとなく嫌な予感がして空を見上げると怪しい雲ゆきだ。
そのうちポツリポツリと雨粒が落ちてきた。天気予報では雨が降る予報ではなかったはず。
ペダルを漕ぐ足を速めちょうど会場に着いた頃に本格的な土砂降り。ぎりぎり濡れずにセーフ。

メンバーはベルリンフィルの現役団員3人と、ミュンヘン国際コンクール優勝者にして若干24歳でベルリンフィルの首席コントラバス奏者となり、最近は指揮者として活動を始めたナビル・シュハタ。http://nabilshehata.com/index.html
そして17歳でミュンヘン国際音楽コンクール2位となったチェロのタチアーナ・ヴァシリエヴァhttp://www.izumihall.co.jp/artist/tatjana.html の5人。

このメンバーでの沼津公演は2008年に続いて2度目のことだ。
http://harumochi.cocolog-nifty.com/horn/2008/10/post-62fb.html

曲は、
道化師の朝の歌
アルペジョーネソナタ
ボッテジーニ:ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲
リュートの古風な舞曲とアリア第3組曲
弦楽のためのアダージョ
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬、ブエノスアイレスの春
というもの。

会場は今年も満席。毎週木曜日のオケの練習は今週は金曜日となり、沼響の弦楽器のメンバーも多い。
クラシック音楽になじみの少ないお客さんも多く、開演前に楽章間には拍手をしないようにとの説明。

一人ひとりが世界トップクラスのソリストとして活躍している名人芸。個人技だけでなくアンサンブルの技術も超一流だ。

中では前回と同じく、コントラバスのハシュタが傑出。ボッテシーニの曲で聴かせる超絶技巧はやはり凄い。
アルペジョーネソナタを弾くヴァシリエヴァのストラディヴァリウスも美しく鳴っていた。

バーバーの「アダージョ」は東日本大震災の犠牲者へのエレジーだろうか。
入魂の演奏に曲が終わってもしばらく誰も拍手せず沈黙が会場を支配していた。

続くピアソラの明るさには会場全体がぱっと華やいだかのよう。

お客の多くはクラシックを聴き慣れている人たちとは言えないし、曲もけっしてポピュラーではないが、尋常でない名人芸に皆さん惹きつけられている。

良い物は誰にでも通じる有無を言わせぬ説得力があるということだろう。

最高の芸術家は最高のエンターティナーであることの証明。

アンコールは実に5曲の大サービス。

・曲名不明     ピチカートによるシュトラウス系のポルカ
・J.シュトラウス 「こうもり」からチャルダーシュ
・タランテラ・・・ボッテシーニ
・バッツィーニ・・・ 妖精の踊り
・プロコフィエフ・・ 三つのオレンジへの恋から行進曲

帰り間際に、同じ吹奏楽部だった高校時代の同級生にほぼ30年ぶりに再会。こちらも嬉しかった。

会場の外に出ると雨は上がっていた。

コンサートの余韻に浸りながらゆっくりペダルを漕いで帰宅。

世界最高の演奏を堪能した一夜。

Youtubeはシャハタのコントラバス、バレンボイムの指揮

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コメント

昨日のコンサートのコンディションが良かったです。私が聞いてよかったのは、アルペジョーネソナタと弦楽のためのアダージョです。あとベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲 もよかったです。全開もそうだったですが、アンコールが多かったです。普段だと外国のアーティストはそんなにアンコールにこたえないのに不思議な感じがしました。ただ残念なのは、アンコールにアンダンテ・カンタービレを期待したたのですが出なかったのが残念です。ピアソラはもう鉄板でいうことなしでした。よくを言えばバンドネオンが入った演奏も聞きたいですね。

投稿: パンターニ | 2011年10月14日 (金) 23時04分

パンターニさま、コメントありがとうございます。

やはりうまいですねぇ。

前回の公演でチェロを中心としたアレンジで演奏した「アンダンテ・カンタービレ」は今でも印象に残っています。

良いコンサートでした。

投稿: 山本晴望 | 2011年10月16日 (日) 20時06分

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