本日の練習、曽我先生との初練習
天気は週末にかけて下り坂。
今日は愛知県からの首長5名を含む30数名の施設見学の対応。
その中のある市の市長さんは、若い頃に隣町の清水町に住んでいたことがあるということでしきりに懐かしがっておられた。
昨日は午前には富士、午後は伊豆市でと、隣町で二つの会議。
さらにオケの練習は、本番で指揮をされる曽我大介先生との初顔合わせというビッグな一日。http://
曽我先生は今から20年近く前にルーマニア室内管弦楽団を率いて沼津で演奏をおこなっている。
先生がブサンソンの指揮者コンクールで優勝して注目を浴びていた頃で、モーツァルトやルーマニアの現代音楽などを演奏したと記憶している。
練習開始は普段より30分早い18時30分。遅れてはならぬので定時に職場を抜け出し夕食を取らずに沼津市民文化センターへ直行。
自分が到着すると既にほぼ全員のメンバーが揃っていた。エキストラも加わり本番さながらの雰囲気だ。オケのメンバーもいつもよりも緊張気味。
そして曽我先生の登場。まず今回最大の難曲、ウエスト・サイド・ストーリーからの「シンフォニックダンス」をさっと通す。 編成も本番に近く、曲か進むにつれて何となく皆余裕が出てきたように感じられたが、それは甘かった。
曲を通した直後に先生から厳しいお言葉。
ひとつひとつの音がとにかくいい加減であることと、そして曲の理解があまりにも足りない事を指摘される。
「サムフェアのシーンで歌われる歌詞を知っていますか?」と聞かれて、答えられる団員が何人いたのだろうか。
ひょっとすると誰も知らなかったかもしれない。
楽譜に書いてあることを、意味を考えずにただ漫然と音にしていた(しかもかなり不正確に)このオケの最大の欠点を、たった一回通すだけで完全に見抜かれてしまった。
自分も「ウエスト・サイド・ストーリ」はかなり以前に映画をテレビで見たきり。
今回の演奏会の曲解説を書くことになって、いろいろと調べていくうちにトニーとマリアが祈りをこめて歌うサムフェアや、トニーが命を落としたフィナーレのシーンの「I Have a Love」の意味を初めて知ったというオサマツさだ。 orz
曲を演奏する以上、作品や作曲者だけでなく曲が書かれた国の文化に対する敬意と理解がなければならない、ということを暗に指摘され目からウロコ状態です。
練習終了はいつもより30分遅い21時30分。びっしり実のある3時間でいつもより短く感じました。
いろいろと考えさせられた3時間。 沼響のHPの聴き比べコラム「チャイコフスキーの5番を聴く」にケンペ最晩年のライヴの感想をアップしました。
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