ハイドンと同時代の作曲家たち
昨晩の雨で富士山は麓までうっすらと雪景色。
過ごしやすい季節となり体調も良く食欲旺盛体重増加に赤信号。
今日は、ウィーンの作曲家アルフレツベルガー(1736-1809)その他のハープシコード協奏曲。
他に同時代のウィーンの作曲家、ディッタースドルフ(1739-1799)、ウエルナー(1693-1766)などのハープシコード協奏曲を集めたターナバウトのLP.
演奏は Jonos SebatianのハープシコードにV.タートライ指揮ハンガリー室内管というもの。
Gregor Joseph Wernerは「野ばら」で有名な人とは別で、エステルハージ宮廷楽長としてハイドン(1732-1809)の前任者だった人。宗教曲に優れたものがあるらしい。
アルフレツベルガーは、生前には対位法の大家として尊敬を集めていたようだが、今ではベートーヴェンの師匠として記憶されているくらいだろう。
かつて「口琴とマンドーラのための協奏曲」のような珍曲がLP後期に発売され、しかも映画音楽に使われて話題になっていた。
いわば音楽史の大海に埋没しかけているハイドンに関係する同時代人3人、いずれも生前はそれなりの名声を得ていた人たちだ。
この3曲、虚心になって聴くと3者三様の個性があり楽しめる。
特にディッタースドルフの曲は忘れ去られるには惜しい名曲だと思う。ウエルナーの「パストラーレ」も後のロマン派の音楽を予見させて悪くない。
演奏、録音も明快で良い出来。 沼響のHPの聴き比べコラム、「ライン」を聴くに、パレー指揮フランス国立放送局管による1975年ライヴの感想をアップしました。
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Youtubeはディッタースドルフのコントラバス協奏曲
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